フライブルクに所属する日本代表MF堂安律に移籍の可能性が浮上しているようだ。29日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
1998年6月16日生まれで現在26歳の堂安はガンバ大阪の下部組織出身で、2015年にトップチームデビューを飾った。その後はフローニンゲン、PSV、ビーレフェルトを経て、2022年夏にフライブルクへ完全移籍加入。初年度から主力に定着すると、ここまで公式戦通算96試合に出場し、20ゴール15アシストをマークしている。
在籍3年目の今シーズンは右ウイング(WG)を主戦場に躍動。ブンデスリーガではここまで行われた8試合全てに先発出場し、4ゴール1アシストをマークするなど攻撃の中心選手として存在感を放っている。なお、堂安のブンデスリーガでのキャリアハイは昨シーズンに挙げた7ゴール。シーズン序盤戦にして早くもキャリアハイ更新を視野に入れている。
そんな堂安にステップアップの可能性が浮上しているという。報道によると、複数の有力クラブが同選手の動向を注視しており、その中のいくつかは獲得の可能性を模索するべく既にフライブルク側に問い合わせを行ったようだ。堂安とフライブルクの現行契約は2027年6月末までとなっているが、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、早ければ今冬、遅くとも来夏までには他クラブ移籍に向けた準備が整う見込みと指摘している。
なお、フライブルクは移籍金として2000万ユーロ(約33億円)を希望しているものの、現実的には1500万ユーロ(約25億円)程度で交渉が成立する可能性もあるとプレッテンベルク記者は指摘。具体的にどのようなクラブが堂安に関心を寄せているのだろうか。今後の動向に注目が集まる。