ボクシングミットの輸入を装い、中に大麻を隠して密輸したとして、暴力団幹部の男が警視庁に逮捕されました。
大麻取締法違反の疑いで逮捕されたのは指定暴力団・稲川会系の幹部・大岩正延容疑者(55)です。
大岩容疑者は今年2月、乾燥大麻およそ3キロ、末端価格1500万円相当をタイから国際郵便で営利目的で密輸した疑いがもたれています。
大岩容疑者はボクシングミットの中に大麻を隠していて、その際、カモフラージュのためにムエタイで使うヘアバンドも同封して送っていたということです。
警視庁などは大岩容疑者が海外から違法薬物の密輸を繰り返すグループの中心人物とみていて、去年12月からのおよそ5か月間にこのグループが関連する7つの事件で、覚醒剤や大麻など末端価格でおよそ5億円相当を押収、これまでに指示役や受け取り役など40人を逮捕しています。
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警視庁は大岩容疑者の認否を明らかにしていません。