ラグビー「リーグワン」1部の東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)が、12月開幕の新シーズンにおける営業面の目標を設定した。
31日、東京・府中市内で定例記者会見。荒岡義和社長(59)は昨季約6億円の売り上げに関し、7億円を目標に設定した。うち東芝を除くスポンサー収入で3億5000万円を目指す。3億5000万円は昨季から2割以上の増額だが「今のところ3億3000万円のめどはついている」。昨季優勝の追い風を生かす。
一方で厳しい状況も想定している。ホストゲームの1試合平均有料観客数を8000人に目標設定。昨季は7200人だった。昨季1試合平均観客数が1万45人だったが「有料と合わせて1万1000〜2000人ぐらいが目標。ハードルは高いが、トライするしかない」と気を引き締める。
昨季はW杯フランス大会開催後の開幕となり、ニュージーランド代表SOリッチー・モウンガらの来日も話題を集めた。比較対象だった2季前以前はコロナ禍となっており「今季は特別なイベントがない、通常のシーズン。ラグビーの事業面では実力が試される」と冷静に分析する。若年層や女性など、新たなファン層をターゲットとし、序盤は招待客の割合を増やす見込み。具体的な取り組みは今後発表していく予定で「それを後半戦の集客につなげたい。今季は昨季と違った目線で、業績を伸ばさないといけない」と誓った。
2連覇が懸かる今季の開幕戦は12月22日の横浜キヤノンイーグルス戦(神奈川・日産スタジアム)。ホスト開幕は同29日の第2節三菱重工相模原ダイナボアーズ戦(東京・味の素スタジアム)となっており、事業面でも新たな挑戦が始まる。【松本航】
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