ウクライナのゼレンスキー大統領は、北朝鮮から派遣された兵士がすでにロシアに入り戦闘準備をしているとし、ウクライナ侵攻における「新たなページが開かれている」と警鐘を鳴らしました。
ウクライナ北東部ハルキウ州の当局者などによりますと、30日、州都ハルキウにロシア軍によるミサイル攻撃があり、集合住宅が損傷しました。11歳の子ども1人が死亡し、34人が負傷したということです。
ゼレンスキー大統領は西側諸国の決定がウクライナ国民の命を左右するとし、「力を合わせてロシアを阻止しなければならない」と支援を求めています。
また、ゼレンスキー大統領は訪問先のアイスランドで「北朝鮮兵がすでにロシアに入り戦闘の準備をしている」と話し、この事態に対する国際社会の対応が十分ではないと訴えました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「とても危険なことだと思います。この戦争における新たなページが開かれているのです」
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北朝鮮兵について警戒感を示し、国際社会による強力な対応が必要だと強調しました。
一方、ロシア国防省は29日、ウクライナ東部・セリドベを制圧したとして、町の様子とする映像を公開しました。建物の屋上にロシアの国旗を掲げる様子も。
アメリカCNNによると、セリドベはロシア軍が要衝ポクロウシクに前進することを防ぐための足場であるとともに、ウクライナの重要な防衛拠点だということです。