限定公開( 2 )
東宝は1日、第96回米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞した「ゴジラ−1.0」の山崎貴監督(60)が、再び「ゴジラ」の新作を製作すると発表した。「ゴジラ−1.0」と同様に山崎監督が監督・脚本・VFXを担当する。
同日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で地上波初放送されたエンディングで、衝撃の臨時ニュースとして発表された。東宝は、興行収入76億5000万円を突破し、2023年度実写邦画映画でNo.1を記録したこと、日本アカデミー賞で8部門を制したことも踏まえ「『ゴジラ−1.0』で数々の快挙を成し遂げた山崎貴が、再びゴジラ映画に挑みます! 公開日・ストーリーなど一切の情報が謎に包まれたままの本作。今後解禁される続報を待たれよ!!」とした。
「ゴジラ」は、製作・配給の東宝が1954年(昭29)11月3日公開の「ゴジラ」(本多猪四郎監督)から「ゴジラ−1.0」まで30作を製作、配給してきた。「ゴジラ−1.0」の撮影は22年3〜6月に終え、VFXを製作し、本編は23年5月に完成。日本国内では、1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)の公開日と同日の23年11月3日「ゴジラの日」に公開された。主演の神木隆之介(31)が、戦争から荒廃した日本に生還も両親を失った敷島浩一を、浜辺美波(24)が焼け野原の戦後日本を単身で強く生き、戦争帰りの敷島と出会う大石典子を演じた。敷島はゼロ戦の操縦士で、機体に不備があると偽り特攻を回避した島が、ゴジラに襲われながらも生き残る。悔恨の念を抱き帰京すると、他人に赤ん坊を託され身寄りもない典子が自宅に押しかけ、血縁がないながらも、ようやく生き直そうとしている中で東京に上陸したゴジラに典子が襲われ、最終的にゴジラ討伐作戦に参加する物語。
「ゴジラ−1.0」はラストで、その先につながるような描き方がなされたが、今回の新作が、どうつながるかは不明だ。
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