<バスケットボールBリーグ1部(B1):宇都宮72−58島根>◇2日◇第6節◇ブレックスアリーナ宇都宮
宇都宮ブレックスが西地区1位の島根スサノオマジックに完勝し、8連勝を飾った。
立ち上がりからディフェンスで圧倒した。前節までリーグ2位の得点力(1試合平均83・5点)を誇っていた島根に対して、ケビン・ブラスウェルヘッドコーチ(HC)は「フィジカルに当たって、しっかりプレッシャーをかけていこう」と指示。第1クオーター(Q)を12失点、第2Qも16失点にとどめた。
「試合を通じて、全員の集中力が高かった。リバウンドもより全員で取りにいった」。エースの比江島慎が振り返る。後半もQごとの失点を10点台に抑え、58失点は今季最小だ。ギャビン・エドワーズと渡邉裕規の2人を右膝のケガで欠き、危機感ととともにチームの結束も固まった。
何より「島根とはチャンピオンシップで戦う可能性がある」(比江島)というチームの共通認識が、最後まで集中力が切れなかった理由の1つだ。エドワーズの代役として先発し、10得点、9リバウンドと活躍したベテランの竹内公輔は「ここで2つ勝てば、苦手意識を植え付けられる」と話した。
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昨季、リーグ最高勝率でチャンピオンシップに進みながら、準々決勝で敗退した悔しさは今季を戦うなかで大きなモチベーションになっている。ブラスウェルHCは「島根さんは先日越谷さんにアウェー初戦で敗れたあと、激しい闘志を見せて2戦目をものにしている。そこに対してしっかり準備していく」と語気を強めていた。【沢田啓太郎】
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