<B1:秋田82−89千葉J>◇2日◇第6節◇CNAアリーナ☆あきた
千葉ジェッツ戦前。秋田ノーザンハピネッツの水野勇気社長(41)がコート中央に歩を進める。拍手を受けながら、四方に頭を下げる。マイクを握った。
「当初計画での合格は困難とお話しさせていただきました。ただ、我々、必ずこの4次審査で合格をして26年の初年度から参入する。ここに向けてしっかりとやりたい」
ブースターへの力強い決意表明だった。前日1日、Bプレミア参入に向けた当初計画での4次審査合格は困難になったと表明。秋田県が新県立体育館の整備・運営事業の一般競争入札を、入札参加者の辞退により取りやめると発表したからだ。それでも、県民の悲願を諦めるはずがない。水野社長は、具体的な詳細こそ伏せたが「必ずや12月の審査に向けて、合格を勝ち取りたい」と強調した。
選手もプレーで応えたかった。前半を終え46−45と同地区首位相手に接戦を演じたが、第3クオーターにミスから大量失点。踏ん張れず、82−89で3連敗となった。田口成浩主将(34)は「千葉を倒すには秋田らしさを出す。みんなでディフェンスして、がむしゃらにボールを追いかけて、少ないチャンスで(勝利を)もぎ取っていく」と前を向いた。参入も、試合もそう。困難な状況でも目標をつかみに行く。それが秋田らしさだ。【浜本神威】
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