ジェフユナイテッド千葉は11月2日、同クラブに所属するFWドゥドゥが、2024シーズンをもって契約満了となることを発表した。
ドゥドゥは1990年4月21日生まれの現在34歳。母国ブラジルの複数クラブを渡り歩いた後、2014年にフィゲイレンセから柏レイソルへ期限付き移籍加入し、初来日を果たす。柏にはわずか1年間の在籍となり、フィゲイレンセへ復帰したが、2016年7月にヴァンフォーレ甲府へ完全移籍加入して、2度目の来日を果たす。以降はアビスパ福岡やFC町田ゼルビアでも活躍し、2023年からはFC今治でプレー。途中出場が多かったものの、明治安田J3リーグ16試合の出場で8ゴールとインパクトを残すと、同年7月に千葉への完全移籍が決定した。
千葉ではシーズン途中の加入ながら即座に主力に定着し、左サイドの2列目で後半戦の“起爆剤”として活躍。明治安田J2リーグ16試合の出場で7ゴールを記録しただけでなく、J1昇格プレーオフ・準決勝の東京ヴェルディ戦でもスタートからプレーした。今季はここまで28試合のピッチに立っているものの、昨季と比較して途中出場の機会が増加。それでも、チーム内2位タイの6ゴールを記録している。
契約満了に際し、ドゥドゥは千葉を通して、「サポーターの皆様へ」と題したコメントを発表。次のような言葉で別れの言葉を告げただけでなく、残る2試合、そしてJ1昇格プレーオフを見据えて意気込みを明かした。
「2024シーズンもってジェフユナイテッド千葉を離れる事になりました。まず、一緒に戦えた事にとても感謝をしています。なにより皆様が温かく受け入れてくれた事に感謝の意を伝えたいです」
「次に社長を始め監督、コーチングスタッフ、そしてジェフに関わる全ての皆様に感謝申し上げます。特にサポーターの皆様は、このクラブの“燃料”です。貴方達無しではこのクラブは動きません。この先どこに行こうが、サポーターの皆様と同じ熱量でジェフを応援し続けます。ここで受けた多大なサポートは一生忘れません。そして、“ジェフ”の一部になれた事に嬉しさを感じます」
「またすぐに会えるのを楽しみにしています。引き続き僕を応援してください!決して僕は貴方達を忘れません。だから、僕の事も忘れないで下さい」
「最後になりますが、まだまだリーグは終わっていません。最後まで一緒に戦いましょう。そして必ず昇格をしてみんなで喜びましょう。さぁ一緒に!!オー!!!ジェフ!ジェフ!!ジェフ!!!」
2024明治安田J2リーグ第36節終了時点で、千葉は19勝4分13敗という成績を残し、勝ち点「61」を積み上げて4位につけている。残る2戦では、11月3日にホームで3位のV・ファーレン長崎と対戦した後、10日に敵地で7位のモンテディオ山形と対戦。J1昇格プレーオフ出場を争う“ライバル”との2連戦を残しているが、5連勝中と絶好調のチームは、最後までこの勢いを維持できるだろうか。
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