ウイリアムズ・レーシングは、アレクサンダー・アルボンがF1第21戦サンパウロGPの決勝レースを欠場すると発表した。
サンパウロGPは土曜日の午後から大雨に見舞われ、当初土曜の午後に行われる予定だった公式予選を順延し、日曜日の現地時間朝7時半より実施した。しかし予選中も雨は降り続き、Q1ではアルボンのチームメイトであるフランコ・コラピント(ウイリアムズ)がクラッシュ。その後のQ2でも赤旗中断が相次いだ。
Q3ではフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がターン11でクラッシュを喫し、4度目の赤旗中断となった。この時点で暫定2番手につけていたアルボンだったが、セッション再開後にターン1でクラッシュし、マシンに大きなダメージを負った。
2台揃ってクラッシュに終わったウイリアムズは予選後、チームの公式SNSにおいて、2台のマシンを調査し、修復して決勝レースに出場できるよう作業に取り組んでいることを明かしていた。しかしチームは修復作業が間に合わず、アルボンがレースを欠場することを発表した。なおコラピントはレースに出場するということだ。
ウイリアムズの声明は以下のとおりだ。
「サンパウロGPに向けた今朝の予選において、ウイリアムズ・レーシングは、悪天候下でのインシデントで2台のマシンに大きなダメージを負った」
「残念ながらアレクサンダー・アルボンのマシンが受けた大きなダメージを評価した結果、予選から決勝までの短い時間では、必要な修理を完了することができなかった。したがって、チームはアレックスのマシンをグランプリから撤退させることを余儀なくされた」
「フランコ・コラピントは午後のグランプリに出場する」