約4割の働くママ・パパが陥っている?「チャイルドペナルティ」とはなにか

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2024年11月04日 13:30  ママスタセレクト

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「チャイルドペナルティ」という言葉をご存じでしょうか。出産や育児をすることで職場や社会で不利な状況に直面することを指す言葉です。先日アクシス株式会社は働く20代から60代の300人を対象に、この「チャイルドペナルティ」に関する意識調査を実施しました。

知らず知らずのうちに陥っていたチャイルドペナルティの状況



チャイルドペナルティの実態を把握し、育児と仕事の両立を支援するための具体的な対策や制度の改善を考えることを目的とした今回の調査。まず調査では「チャイルドペナルティ」という言葉を知っているかどうかを聞きました。結果は「知っている」が117人(39%)、「聞いたことはあるが、意味はわからない」が67人(22%)、「知らない」が116人(39%)でした。約3人に1人しか知らない現状が見えてきます。

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子どもの年齢を聞くと「0〜1歳」が51人(17%)、「2〜3歳」が88人(29%)、「4〜6歳」79人(26%)、「7〜12歳」が70人(23%)、「13〜15歳」30人(10%)、「16〜18歳」が16人(5%)、「19歳以上」が 23人(8%)でした。子育て真っ最中の当事者のなかでも、「チャイルドペナルティ」の知名度はとても低いことがうかがえました。

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「チャイルドペナルティ」の言葉や意味を知った上で、実際にチャイルドペナルティの状況に陥った経験を聞きました。すると「ある」が118人(39%)、「ない」が138人(46%)、「わからない」が 44人(15%)で、チャイルドペナルティは約4割の人が経験していることが判明しました。

育児のために働き方を変えて、月収が10万円以上減った人も!


知らず知らずのうちにチャイルドペナルティの状況に陥っている人が少なくないことがわかった上で、次に育児のためにフルタイム勤務を辞めたり、時短勤務を選択したりした経験がある人に質問を投げかけました。これらの選択をしたとき、給与にどのくらいの影響が出たのかについて聞いてみると、「給与が減った」が136人(45%)、「給与が増えた」が16人(5%)、「給与に変化はない」が 59人(20%)、「フルタイム勤務を続けている」が89人(30%)という結果でした。

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具体的な月収の変化を聞くと、「1万円未満減少した」が19人(6%)、「1万円〜3万円減少した」が57人(19%)、「3万円〜5万円減少した」が50人(17%)、「5万円〜10万円減少した」が27人(9%)、「10万円以上減少した」が15人(5%)となりました。月収数万円の減少だとしても、年収にするととても大きな金額ですよね。月収10万円以上減少した人も一定数いて、育児のために大幅な年収ダウンにならざるを得なかった人の多さが露呈しました。

また職場や働き方を変えるなどして、育児とキャリアの両立に奮闘している人も多いであろう昨今。現在の職場の制度やサポートが不十分だと感じるかどうか聞いてみると、「強く感じる」が71人(24%)、「少し感じる」が129人(43%)、「あまり感じない」が56人(19%)、「全く感じない」が25人(8%)、「わからない」が19人(6%)となりました。

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具体的に改善してほしいポイントについては、
『フレックスタイム、在宅ワークの導入などの職場環境の改善』
『育児休業、時短勤務などの制度の拡充』
『職場内のサポート体制の強化(上司や同僚の理解促進など)』
『給与や手当の見直し』
といった回答が得られました。急な用事や子どもの体調不良などで仕事ができなくなることも珍しくありません。働く時間や働く場所を柔軟に選べることや、早退や欠席をしても後ろめたさを感じない職場内の雰囲気などが揃っていると、子育て世帯はとても働きやすいですよね。また給与だけでなく、手当や休暇など福利厚生の拡充も求められていることがわかりました。

育児とキャリアの両立のために企業からどんなサポートを受けたことがある?



それでは実際に育児とキャリアを両立するサポートを企業から受けたことがある人は、どのようなサポートや制度を受けたのでしょうか。
『育児休業』
『時短勤務』
『子どもの急病時の特別休暇』
『テレワーク(在宅勤務)』
『フレックスタイム制』
『託児所や保育施設の提供』
『育児に関する相談窓口』
育児休業や時短勤務などのサポートは多くの人が受けてきたことがわかりました。また働き方の改善だけでなく、休み方のサポートを受けたことがある人もいます。さらには託児所や育児相談など、仕事以外でも困ったときに助けてくれるサポート体制があると「この会社でずっと働きたい」という気持ちにも繋がりますよね。仕事だけでなく、子どもの成長も一緒に見守ってくれるような職場だと、給与面などが理想と違っても働き続けやすいのかもしれません。

チャイルドペナルティの状況に陥ると、特に女性は仕事よりも育児を優先して仕事を退職する選択をすることもあります。そうすると企業としても働き手が減るわけですから、お互いにとってデメリットになるでしょう。チャイルドペナルティ対策をしている企業を選ぶことで、子育て中でも育児と両立しながら仕事を続けることができるはず。今まさに仕事を探している人や転職を考えている人は、今回の調査結果でわかったサポート体制がある企業を選んでみてほしいですね。
参考:PR TIMES「約4割の人がチャイルドペナルティを経験/日本国内のチャイルドペナルティに関する意識調査」
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美

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  • また、少子化を加速させたいデマの造語か?
    • イイネ!10
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