【北京時事】中国商務省は4日、欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に対する関税の引き上げを正式決定したことについて、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。8月には同問題を巡るEUの「暫定措置」を訴えており、圧力を一段と強めた。
EUは10月、中国から輸入するEVに対する関税を最大で35.3%上乗せする措置を正式決定し、各メーカーから実際に徴収を始めた。中国商務省はこの措置について「断固として反対する」と激しく非難。8月にEUが関税の引き上げに踏み切ったとして提訴していたが、EUがその決定を撤回しなかったと批判した。