【写真】元妻キム・カーダシアンにそっくり元カノたち&現妻の過激ルック
■そもそもカニエって?
シカゴ出身1977年生まれの47歳。大学在学中の2000年にジェイ・Zの楽曲をプロデュースして一躍有名になり、2004年に発売したファーストアルバム『ザ・カレッジ・ドロップアウト』が、いきなり全世界約450万枚を突破。同年に初来日を果たすなど、日本はこの頃からお気に入りの様子。翌年発表したセカンドアルバム『レイト・レジストレーション』はさらなる特大ヒットを記録し、世界的に大ブレイクを果たした。グラミー賞では通算75回ノミネート、受賞総数24を誇る。アーティストとしてジャンルをまたいで才能を発揮し、ファッションの分野でも、ルイ・ヴィトンやA.P.C.、バレンシアガ、ナイキやアディダスなど、有名ブランドとコラボを多数展開してきた。
■テイラー・スウィフトとの確執
その一方で尽きないのが騒動の数々。それまでも危うい行動や爆弾発言はあったものの、世間を騒然とさせたのが、2009年に起きたMTV VMAsでの事件。テイラーが最優秀女性ビデオ賞を受賞した際、カニエが突然ステージに上がり、スピーチ中のテイラーからマイクを奪ってビヨンセこそ賞に相応しいと発言。当時まだ19歳だったテイラーは、言葉を失い明らかに震えて見えた。
その後、関係修復が見られたものの、2016年に「テイラーと俺はまだセックスする気がする/俺があのビッチを有名にしたから」と歌う「Famous」をリリースし、MVでは彼女にそっくりな俳優が裸で横たわる姿まで登場させた。この曲を巡っては、事前にテイラーが許可したか否かで対立。電話での会話を無断で録音し、編集された音声が流出したことで(公開したのは当時の妻キム・カーダシアン)、一時はテイラーが悪者となるが、後に未編集音声が公開され、彼女の主張が正しかったことが判明している。
■キム・カーダシアンと結婚・離婚
私生活では、2013年にリアリティスターで実業家のキム・カーダシアンと婚約。翌年5月に伊フィレンツェで盛大な挙式を行った。2人の間には、2013年に長女ノース、2015年に長男セイント、2018年に次女シカゴ、2019年に次男のサームが誕生するも、2021年2月に離婚を申請。婚前契約を結んでいたが、資産や養育権を巡って調停が難航し、離婚成立まで1年半以上もかかった。
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■大統領選出馬(2020)
2020年、いよいよカニエは自分が主催する「バースデー・パーティー党」から、アメリカ大統領選挙に出馬することを表明。独立記念日の7月4日にツイッター(現エックス)にて、「神を信じ、ビジョンを一つにし、未来を築くことで、アメリカの約束を果たさなければならない」とし、出馬を発表した。しかし、選挙集会で、娘を授かった際に中絶を望んだことを涙ながらに告白するなどし、選挙戦は苦戦。この時、当時結婚していたキムが、39歳の時に双極性障害と診断されたカニエの予測不能な言動を心配し、メンタルヘルスに問題を抱える人への理解を求めたこともあった。イーロン・マスクからツイッターで支持を受けるも、推定投票数1億6000万票のうち、わずか6万票を集めるにとどまり、あえなく敗北。2024年の選挙にも出馬の意志を示していたが、断念したようだ。
■「Ye(イェ)」に改名(2021)
2021年、カニエ・ウェストから「Ye(イェ)」に改名したことが報じられた。もともと2018年にアルバム『Ye』をリリースして以来、ステージネームとして登場していたが、裁判所に申請し法的に「イェ」と名乗ることが認められた。改名は「個人的な理由」だそうで、カニエいわく「イェ」は「聖書の中で最も使われている単語」で「You」を意味するのだそう。
■ホワイト・ライブズ・マター騒動とユダヤ系差別でブランドと関係解消、SNS凍結(2022)
2022年4月、離婚係争中にキムを擁護したコメディアン、トレバー・ノアに対して人種差別発言をしたとして、インスタグラムから24時間利用停止処分を受けたカニエだが、この頃からこうした言動が急激に増えていく。10月にパリで自身のブランドYEEZYのショーを開催した際には、「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」を揶揄するかのような「White Lives Matter(白人の命は大切)」と書かれたTシャツを着て批判を浴び、これに関連するやり取りの中で反ユダヤ主義の発言をして、インスタグラムのアカウントが停止処分に。
すると今度はツイッターに場を移し、ユダヤ人差別発言を繰り返して、ツイッターからも停止処分を受ける。さらに12月には、陰謀論者アレックス・ジョーンズのインタビューでヒトラーを称賛するなどして、再びツイッターが停止。また一連の騒動を受けて、バレンシアガやGAP、アディダスといったブランドが契約打ち切りを発表。大手エージェントCAAとJPモルガン銀行も契約を解除するに至っている。
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エネルギー溢れるカニエは教育の分野にも進出し、2022年に、亡き母の名前を冠した私立校「ドンダ・アカデミー」を設立。幼稚園から12年生(高校3年生)まで、およそ100人を集め、バレンシアガ製の制服や年間1万5000ドルの授業料、入学時に秘密保持契約書への署名を求めることなどが注目を集めた。しかし、力を入れていたバスケットボールチームは、自分の言動が原因で大きな大会から出場停止を命じられ、のちに学校自体も閉鎖に追い込まれた。
その後、同校で働いていた教師らが、不当解雇と給料未払い、酷い差別とハラスメント、報復行為等でカニエを提訴。裁判の中で、カニエが生徒の前で反ユダヤ主義の陰謀論を語り、「髪の毛を剃りたい」「校内の刑務所に入れてやる」などと生徒を脅していたことが発覚。さらに、養護教員や学校看護師の不在、給食は寿司のみ、掃除は行われず、階段使用を避けるため授業は校舎の1階でのみ行うなど、信じがたいような学校運営が暴露された。
■元従業員から性的暴行訴え、ショーン・コムズとの関連が取り沙汰される
他にも、フィクサーとして、カニエの起こした問題を解決する任務にあたっていたという元従業員から、精神的苦痛と報復行為、労働法違反で訴えられ、カーダシアン家が犯罪組織と関係し、性的人身売買などに関与しているとカニエが信じていた事が告発された。また、YEEZYでアシスタントとして働いていた女性からは性的暴行で訴えられ、性的人身売買と性的暴行などの容疑で逮捕されたショーン・コムズとのつながりが明らかになった。訴状によると彼女は、コムズとカニエが共同ホストを務めるスタジオセッションで、カニエから薬物を服用させられたうえで、性的暴行を受けたと訴えている。
■再婚相手が元妻に激似で騒然 奇抜すぎるファッションに洗脳説も
私生活でカニエは、2023年1月に電撃再婚している。その相手は18歳年下の建築家ビアンカ・センソリ。元妻キムにそっくりと話題になったのは前述したが、その後彼女はさらに進化。髪の毛をごくごく短いショートにしたり、プラチナブロンドに染めたりしたうえ、このところはシアーなタイツと、バストの形も露わなタンクトップといった、裸同然の過激ファッションが物議を呼んでいる。また、顔をすっぽり覆い、身体は露出というアンバランスすぎる姿が続いた時期もあり、頭部を覆うスタイルがカニエのお得意だったことから洗脳疑惑も浮上。
これを裏付けるかのように、元恋人のアンバー・ローズは、カニエとの交際中に自分の意思とは関係なくセクシーな服装を強いられたと告白。ジュリア・フォックスもカニエに「駒として使われた」と後悔を滲ませている。
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関係が疑問視される中、今年10月初めには、突如離婚危機説が浮上。ビアンカはすでに故郷であるオーストラリアに帰国し、カニエは1人で東京に移住するつもりだと報じられた。その頃から、カニエは東京で頻繁にキャッチされており、9月末には、新宿・歌舞伎町のShinjuku FACEで開催された「プロレスリング・ノア」の試合を、ビアンカ抜きでお忍び観戦、ジャマイカ料理店でキャッチされたこともあった。しかし離婚危機説は、先に述べた訴訟問題から目を逸らすために、自分で流したという見方もある。
このところはビアンカとイチャラブショッピングが目撃されたり、つい先日も日本でほぼ裸のビアンカとハロウィンを過ごす姿がキャッチされたり、東京移住説だけが現実味を帯びてきているようだ…。(文・寺井多恵)