保護したけど飼えない
徳島県にお住まいのYさんが愛猫コムギちゃんを家族に迎えたのは、今から6年前のクリスマスイブ、2018年12月24日のことでした。
12月上旬、まだ生後約2カ月だったコムギちゃんは、Yさんの高校時代の友人に保護されました。しかし、友人が家族に猛反対されてしまい、困った様子で相談を持ちかけてきたのです。
「ちょうど家を建てたばかりで、夫とも『いつか猫を迎えたいね』って話していたところだったんです」とYさん。すぐにご主人に相談し、快諾を得て、翌日には迎えに行くことに決めました。
初めて対面したコムギちゃんは小さくて愛らしく、すぐにYさんの心をとりこにしました。新しい家に到着しても、臆することなくさっそく部屋の中を冒険し始め、その様子にYさんも「この子は本当に人懐っこいんだな」と感心したといいます。
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Yさんの実家のご両親もすぐに駆けつけてきて、コムギちゃんを可愛がってくれたそうです。一方で、仕事中のご主人にもコムギちゃんの写真を送ると「早く帰りたい」とそわそわしながら仕事をしていたとか。
「新しい家族ができて、とにかく嬉しかったです」と、当時の興奮を思い出しながら語るYさん。
Yさん夫妻は、コムギちゃんに和風で可愛らしい名前をといろいろな候補を考え、「コムギ」という名前にしたそうです。
ツンデレコムギちゃん
現在のコムギちゃん。超がつくほどの人見知りですが、Yさんご夫婦やご両親にはしっかり甘えん坊モードを発揮しています。普段はツンデレな一面を見せながらも、寝るときは必ずYさんの後をついて寝室へ向かうとのこと。
「他の人には姿を見せないんですけど、私たちには本当に甘えてくれて…もう可愛くてたまりません」と微笑むYさん。
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ツンデレで人見知りだけれど、Yさんには特別に甘えるコムギちゃん。家族の一員として迎えたその日から、彼女はかけがえのない存在としてYさんの生活に温かさを添え続けています。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)