チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節が現地時間5日に行われ、レアル・マドリードはミランに1−3で敗れた。
CL連勝を目指して本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』での一戦に臨んだレアル・マドリードだったが、12分にCKからマリック・チャウに先制点を献上。23分にヴィニシウス・ジュニオールが自ら獲得したPKを沈めたが、39分に“苦手”としているアルバロ・モラタに勝ち越しゴールを許し、73分にはタイアニ・ラインデルスにネットを揺らされる。その後の反撃も実らず、CL4戦目にして早くも2敗目を喫した。
0−4で敗れたバルセロナとの“エル・クラシコ”に続き、再び本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で複数失点を喫して敗れたレアル・マドリード。データサイト『Opta』によると、同クラブがホームゲームで連敗し、それぞれの試合で少なくとも3失点を喫したのは、2009年5月以来とのこと。当時はファンデ・ラモス氏が監督を務めており、バルセロナに2−6、マジョルカに1−3で敗れていた。
UEFAスーパーカップを含めた公式戦16試合での総失点数は「18」に到達し、1試合に1点以上を取られているという計算に。CLでは暫定17位に低迷し、ラ・リーガでは2位につけているものの、首位バルセロナとの勝ち点差は暫定で「9」まで開いている。ミラン戦後、チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は次のように危機感を滲ませた。
「心配しなければならない状況だ。チームは良いパフォーマンスを見せておらず、コンパクトではない。我々はよりコンパクトに、より組織的になる必要がある。多くの失点を喫してしまった。フィールド上でのチームは十分に組織化されておらず、我々はこのことに取り組まなければならない」
なお、レアル・マドリードは残り4試合となったCLリーグフェーズでリヴァプール、アタランタ、ザルツブルク、ブレストとの対戦を残している。