深澤辰哉、『わたしの宝物』出演決意の裏にメンバーの存在「Snow Manを知ってもらうチャンスにもきっとなる」【インタビュー】

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2024年11月07日 06:00  ORICON NEWS

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木曜劇場『わたしの宝物』に出演する深澤辰哉 (C)フジテレビ
 俳優の松本若菜が主演するフジテレビ木曜劇場『わたしの宝物』(毎週木曜 後10:00)。7日放送の第4話放送を前に、松本演じる主人公・美羽の幼なじみで、彼女がかつて愛した男性・冬月稜役の深澤辰哉(Snow Man)が合同取材に参加。美羽同様、激しい運命に翻弄される冬月を演じてみての感想や、今作にかける思いなどを語った。

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 同作は夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した一人の女性・美羽とその夫・宏樹(田中圭)、そして彼女が愛した彼・冬月、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。

■胸キュンせりふも「ずっと逃げてきた」冬月の直球の愛情表現には苦戦

――現在は第4話を撮影中ということで、ここまで冬月を演じてみていかがですか。

大人のヒリつく恋愛ドラマに参加する未来は、一度も見えたことがなかった。オファーをいただき、自分が持っているスキルでは全然成立しないような難しい役だなと感じていたのですごくプレッシャーはありましたが、周りの共演者の皆さんとかのおかげでいいものができているのではないかな。ただラブシーンみたいなのをやったことないもので…(笑)。誰も想像していなかったと思いますし、自分でも見られないかもしれない(笑)。ただ、きれいに表現はできたかな?

――ラブシーンに照れくささはありましたか。

自分がその場で演じている時は芝居にちゃんと集中していましたが、いざ出来上がったものを見ると“俺こんな顔してんだ”とか不思議な感覚で…改めて見ると照れはあります。

――冬月の難しさは具体的にどのようなところで感じたのでしょうか。

僕は、Snow Manのライブとかでも胸キュンせりふみたいなものから全部逃げてきた男(笑)。どうしても笑いにもっていくクセがあったので、冬月はストレートな言葉が多く「好き」とか「ありがとう」とか、思っている気持ちを女性にぶつけることはなかったので、若菜さんはすばらしくあたたかい方なので受け入れてくれますが、やっぱり緊張しますね。ずっと逃げてきたから(笑)。ライブでもちゃんと向き合っておけばよかったです。

――これをきっかけにライブでも胸キュンな言葉を言ってみる?

ないね(笑)。でもわからないですよ、次のドームで自分で意識せずに胸キュンな言葉を言っちゃってるかもしれないですね。冬月が降りてきちゃってるかも(!?)。でもこの作品に入ってから中身を含めて、一皮むけた気はします。

――恋心を表現することに関してはどうでしょうか。

言葉で伝えるとか言葉のニュアンスはわかりやすく表現できるけど、表情や目のお芝居で見え方がだいぶ変わってしまうというところを監督さんにいろいろ教えてもらっています。ちょっと目線をズラすとかストレートなだけじゃない部分が大事になってくるので日々、監督さんと相談をしながら一個一個のお芝居を作っている感じです。

――以前、松本さんに取材した際に深澤さんが「大人の色気を出すことに苦労されている」とお聞きしたのですが。

正直、大人の色気っていうのが自分の中でわからないというか…どうやって出すんだろうなと、意識すればするだけできなくなっちゃうのでなにも気にせず。大人の色気ってなんなんだろう(笑)。でも第1話は確かに大人の色気が必要なシーンがあったので自分なりの魅力みたいなものを出せたらいいなと思って挑みましたけどそれ以降、そこまで大人の色気を出すシーンがまだないので…。せりふでは難しいので、表情や目の動きで表現できたらいいなとは思っています。

――序盤と比べて冬月を演じるなかで印象が変化したところはありますか。

印象は変わらない、すごくストレートでピュアな人。1話からきっと最終話まで一貫して同じ。それは冬月のいいところ。でもちょっと大人なのにちょっと子ども心を忘れてない感じも彼の魅力なので、自分がどれだけ表現できるかを考えながらお芝居しています。本当に自分に似ています(笑)…自分で言って自分で笑っちゃった。真面目でピュアなところとか子ども心を忘れていないところは似ている。自分でもいうのもおかしいけど、性格含めて似ているからこそ、ちょっと間違えると深澤になるんですよ。監督さんにも「今、ふっか(深澤)出てるよ」と言われたりして。なるほど、これは僕なんだ、とその駆け引きは難しかったです。

■松本若菜&田中圭には“モテエピソード”は通用せず?「しなくても距離を詰められている」

――すごく和気あいあいとした撮影現場だとお伺いしています。松本さんや田中さんと距離を縮めていきましたか。

例えるなら、マジでお兄ちゃんとお姉ちゃん。ちょっとイジってくれて、2人ともスタートの段階から比較的しゃべれたな、という気がします。僕は人見知りなので最初が肝心なタイプの人なのですが、最初から受け入れてくれたことが一番大きいかな。まだ3人でのお芝居はそこまで多くないのですが、3人が集まった時になんの話をしたのかって正直ちゃんと覚えてないです。他愛もない話で笑って盛り上がれ、スタッフさんとも仲良くできていてすごく良いチームに呼んでいただきました。

――得意の“モテエピソード”は披露しましたか。

2人が大人なので通用しないです(笑)。仲良くなるなら自分のことを知ってもらう…というのが僕のスタイルなんですけど、2人とも大人だし、それこそ圭君のような絶対モテてきた人にモテ話をしても勝てるわけない、さすがに…(笑)。年下の方ならどんどん言っちゃうんですけど。今回はそれをしなくても距離を詰められている。でももう少ししたらジャブだけ打ってみようかな(笑)。

――バラエティーとは違う深澤さんを見ることができると松本さんもおっしゃっていましたが、ファンの方にはどのように楽しんでほしいですか。

バラエティーでなにかをしている深澤を見ることがきっと多かったと思うので、キャラクターも含め“こういう人なんだな”というのはなんとなくわかってくださっていると思いますが、このドラマでしか見られない表情やせりふのギャップを楽しんでほしいです。僕は絶対「好き」とか言わないですから…。台本読んでいて「これを言うんだ」ってこれまで逃げてきちゃったから、ファンの皆さんがライブでも聞くタイミングがなかったと思うのでそこは見どころです。

――脚本の魅力はいかがでしょうか。

今のこの時代にヒリヒリするような作品で挑戦的な内容。携われて光栄なことだなって思うし、ちょっと前の自分だったら、もしかしたらこの作品に出ているかわからないです。自分のなかでも挑戦で、この作品をいい作品に仕上げてクランクアップを迎えたときに、ひと回りもふた回りも成長できているんじゃないかなと自信があったので『出演させていただきます』とお受けしました。すごく挑戦的な台本ですが、僕はこの作品に携われてすごくうれしいです。

――今回の出演に際して、メンバーの反応はいかがでしょうか。

もちろん見てくれるとは思うのですが、みんな「ふっかさん(深澤)のラブシーン見られるかな〜」って言ってます(笑)。でもシンプルに応援してくれている。「撮影どう?」としょっちゅう聞いてくれるし、この作品のためにも自分は頑張りたいなと思うし、ファンの皆さんのためにも頑張りたいなと思うけど、メンバーのためにも頑張りたい。この作品が良くなるのが一番だけどこの作品をきっかけに、この人誰なんだろう?とSnow Manを知ってもらうチャンスにもきっとなるかなと思っているので、メンバーのためにも頑張りたいなと思います。

――ご自身的にラブシーンを見られることはどう感じますか。

恥ずかしいですよね(笑)。でも渡辺(翔太)とかもやっていたし、緊張はするけど見てはもらいたいかな。

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