現場代理人を書類送検へ=駐車場でCO2噴出、5人死傷―警視庁

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2024年11月07日 09:31  時事通信社

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時事通信社

CO2誤作動の事故が発生したマンションの地下駐車場入り口で活動する消防隊員=2021年4月、東京都新宿区
 東京都新宿区のマンション地下駐車場で2021年、天井の張り替え中に二酸化炭素(CO2)が充満し作業員5人が死傷した事故で、警視庁捜査1課は7日、業務上過失致死傷容疑で、作業を請け負った「株木建設」の社員で現場代理人の男(60)=府中市=を書類送検する方針を固めた。

 男は容疑を認め、「起動ボタンを押さなければ、CO2が噴出しないと思っていた」と話しているという。

 同課によると、男は21年4月15日午後、新宿区下落合のマンション地下駐車場で、下請け業者の作業員らに天井張り替え工事をさせる際、消火設備が稼働しないようにする措置を怠った上、作業員らに危険性を周知せずに設備を誤作動させ、27〜59歳の男性作業員4人を死亡させ、1人に軽傷を負わせた疑いが持たれている。

 消火設備は熱感知器と煙感知器の両方が反応するとCO2が噴出して火を消す仕組みだった。 

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  • 地下駐車場で出火させた者と居合わせた者を殺してでも住人を守ろうとする仕様の消火設備の動作を作業中一時停止させずに工事を行うこと自体が未必の故意。
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