回答者の理由を見ると、仕事に触れている人はあまりいないから、あくまでそこで仕事ができて食べていけるなら、という前提があるのだろうが、いまやリモートワークも少なくない時代、案外“幸福”への道もさほど遠くないかもしれない。住んだら幸福度が高そうだなと思う都道府県についての調査(AZWAY・東京)によると、1位から沖縄、北海道、東京、長野、福岡の順だった。
10〜60代までの631人を対象に、7月24日〜9月21日に調査を実施した。沖縄県については「自然がいっぱいで、人も穏やかで優しくて、海がきれいで、おいしいものがたくさんある」「気候が年間を通して温暖なので、被服費や光熱費などの基本的な出費が抑えられそう」などの理由が挙がった。北海道については、「自然も豊かでリラックスできそう。広い家に住んで、毎日を楽しく過ごせそう」「食べ物がおいしい。きれいな景色もあれば子どもが思い切り遊べるような場所もたくさんある」など。カニやラーメンなど食に魅力を感じている人も多い。
東京は、「休日に気軽に美術館や映画館に行って、コラボショップなどのイベントにも日帰りで参加してみたい」「手軽に新しいものを試しやすいところ」「飽きないで暮らせそう」など、利便性や文化の中心地としてのにぎわいを上げる人が多かった。
長野県は「日本アルプスの雄大な山々が見える立地で、自然が豊か。星がきれいで夏も涼しそうな大自然の中でのびのびとすごしたい」「自然が豊かで、農産物の生産も充実しており食の面から見ても価値が高い」など、恵まれた自然環境が、福岡県は「都会でも温かみがある」「福岡市から出ると自然も多く歴史的な建物もある」など、利便性と自然との距離のバランスが人気を集めた。
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