<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇7日◇東京・代々木競技場第一体育館◇男子公式練習
24年世界選手権銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)は、“開幕戦”を待ち切れない様子だった。
GPシリーズ第4戦ながら、自身に取っては今大会がGP初戦。仲間たちの活躍に大きな刺激を受けていることを明かし、「やっと1戦目。すごくレベルの高い戦いを見てきたので、一緒に滑れることがすごく楽しみ」とわくわく感をつのらせた。
この日の公式練習では、ショートプログラム(SP)で着用する黒の新衣装を身にまとい、軽やかな動きを披露。SPの曲かけ練習では、4回転サルコー、4回転−3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)を危なげなく降りた。カロリーナ・コストナー・コーチと入念な話し合いを重ねながら、45分間の練習で約30本のジャンプを跳び、「コンディションはすごくいい。自分の120%を出し切りたい」と充実ぶりを見せつけた。
席に関係者を発見すると、習得を目指す4回転ルッツにもトライ。1本目は転倒したが、2本目で着氷させ「今後挑戦する上で『4回転ルッツを入れる意欲があるんだ』とアピールしたかった」と心のゆとりもうかがわせた。
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これまでロンバルディア杯、西日本学生選手権と2戦に出場したが「自分が思うようなスケートができなかった」と振り返る。2連覇が懸かる今大会の目標は、今季初となる300点超え。「もちろん自己ベスト(310・05点)も狙っている。新しいプログラムで新しい自分を見つけられたら」と、うなずいていた。
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