カンファレンスリーグ(ECL)・リーグフェーズ第3節が7日に行われ、チェルシー(イングランド)とノアー(アルメニア)が対戦した。
ここまでプレミアリーグでは5勝3分2敗の成績を残して4位につけるなど、悪くないスタートを切ったチェルシー。ECLの戦いにおいてもきっちり2連勝を火ざっているなか、今節は本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に、1勝1敗の成績を残すノアーを迎えた。
試合の均衡が破れたのは12分、チェルシーは右コーナーキックを獲得すると、エンソ・フェルナンデスがニアサイドめがけて蹴ったボールをトシン・アダラビオヨが頭で沈める。幸先良くチェルシーが先手を取ると、続く13分には相手の最終ラインでの横パスを引っ掛けたマルク・グイウがGKとの1対1を制し、チェルシー加入後公式戦初ゴールを記録。序盤にしてリードを広げた。
こうなると試合の流れはチェルシーに傾いていく。18分、またもE・フェルナンデスの蹴った右コーナーキックから、今度はアクセル・ディサシが頭で仕留めて3点目。直後の21分には敵陣高い位置でのボール奪取から、E・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したジョアン・フェリックスが冷静にループシュートを流し込んだ。
チェルシーは攻撃の手を緩めることなく、39分にはカウンターに転じた流れからクリストファー・エンクンクが右サイドを駆け上がり、中央への折り返しを受けたミハイロ・ムドリクがミドルシュートを叩き込む。41分にはまたも自陣でボールを奪ったところから、ディサシがスペースをドリブルで前進し、パスを受けたJ・フェリックスが見事な切り返しから仕上げて見せる。チェルシーが6点をリードして前半を終えた。
後半に入ってもチェルシーは攻撃の手を緩めず、69分にはJ・フェリックスからのスルーパスでゴール前に侵入したエンクンクが、1度は弾かれたシュートを自ら押し込んで7点目をゲット。そのエンクンクは76分、キアナン・デューズバリー・ホールが倒されて得たPKをゴール中央に蹴り込み、J・フェリックスに続いてこの日2点目を記録した。
試合はこのままタイムアップ。「力の差を見せつける」という表現では言葉が不足するほどの攻撃力を見せたチェルシーが、ホームで衝撃のゴールラッシュを見せ、ECLの3連勝スタートを飾った。
次節は28日に行われ、チェルシーは敵地でハイデンハイム(ドイツ)と、ノアーはホームでヴィキングル(アイスランド)と、それぞれ対戦する。
【スコア】
チェルシー 8−0 ノアー
【得点者】
1−0 12分 トシン・アダラビオヨ(チェルシー)
2−0 13分 マルク・グイウ(チェルシー)
3−0 18分 アクセル・ディサシ(チェルシー)
4−0 21分 ジョアン・フェリックス(チェルシー)
5−0 39分 ミハイロ・ムドリク(チェルシー)
6−0 41分 ジョアン・フェリックス(チェルシー)
7−0 69分 クリストファー・エンクンク(チェルシー)
8−0 76分 クリストファー・エンクンク(PK/チェルシー)