ASUS JAPANが東京都内で記者発表会を開催し、日本市場で11月中に発売予定のゲーミングデバイスを披露した。これらの新製品は「COMPUTEX TAIPEI 2024」や「東京ゲームショウ2024」といったイベントで先行展示され、注目を集めていたものだ。早速、気になる製品の詳細を紹介していこう。
●操作感を追求した最上位キーボード「ROG AZOTH EXTREME」
「ROG AZOTH EXTREME」は、75%レイアウトのゲーミングワイヤレスキーボードだ。発表会の司会を務めたASUS JAPANの市川彰吾氏も「こんなに高価なキーボードは見たことがない」と驚いたというフラッグシップモデル(正式な価格は未定)だが、「それでも欲しい」(同氏)と思えるほど、徹底してこだわりを詰め込んだ意欲作となっている。
見どころは、そのボディーだ。外装素材にアルミニウム合金の外装、金属フレームを採用しながら、ROG Speed Nova技術によって優れた無線性能を維持している。製造工程にもこだわり、高級感抜群の外観に仕上げられている。
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キーボードの右上にはタッチ操作対応の有機ELディスプレイを備え、底面にはレーザー彫刻のネームプレート、高さの異なる着脱式の金属製マグネットフィートを装備するなど、機能性と見た目の美しさを兼ね備える。
タイプ感の追求にも余念がない。カーボンファイバーのポジショニングプレートを採用することで、高い剛性でキレの良いタイピング感を獲得すると共に、弾性による衝撃吸収効果によって振動を最小限に抑えている。
●キースイッチのホットスワップやガスケットマウントの調整にも対応
ガスケットマウントは2段階に調整可能だ。ゲーミング向けのハードモードと長時間入力向けのソフトモードが用意されており、底面にあるネームプレート内側のスイッチで切り替えられる。
メカニカルスイッチはオリジナルの「ROG NX SNOW」を採用する。Cherry MXスイッチとの互換性があり、キースイッチのホットスワップにも対応している。
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●ラピッドトリガーに対応した65%キーボード「ROG FALCHION ACE HFX」
もう1つ、ラピッドトリガー対応のゲーミングキーボード「OG FALCHION ACE HFX」も注目の製品だ。こちらは11月8日から予約がスタートし、22日に販売が開始される。
キーボードを押下した際、どこまで押したら反応するかの分岐点を「アクチュエートポイント」というが、ラピッドトリガーはキーボードを押下するとアクチュエートポイントに関わらず、その時点で「オン」の反応を示し、離す(スイッチが少しでも上方向に移動する)と即座に「オフ」になる仕組みだ。最小限の労力で素早いキー入力が可能になるため、反応が重要なゲームタイトルで需要がある。
背面にはラピッドトリガーを無効化するスイッチも装える。アクチュエートポイントのカスタマイズに対応しており、0.1mmから4.0mmの範囲内で好みに合わせて調整できる。また、2つのキーを押した時に直前の入力を優先し、1つ前の入力を自動的に解除する「SPEED TAP MODE」も搭載している。こちらも格闘ゲームの反撃時を素早く行うために効果的だという。デフォルトではオフになっており、Fn+TABキーで有効にできる。
振動やノイズを抑えて、快適な入力を実現する5層ダンパー構造を採用する。イルミネーション演出やメディア再生機能などが使える多機能タッチパネルを装備しており、ゲームの勝利に貢献する機能性に、キーボードとしての基本機能、ビジュアル演出も兼ね備えた豪華な製品となっている。市場想定価格は3万1800円の見込みだ。
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●約47gの超軽量カーボンマウス「ROG HARPE ACE EXTREME」
キーボードと一緒にフィーチャーされたのが、カーボンファイバーを採用した超軽量のハイエンドゲーミングマウス「ROG HARPE ACE EXTREME」だ。
カーボンファイバーは軽さと高い剛性を両立させる一方、加工の難易度が高く、マウスの形状に調整するのはかなりハードルが高いというが、本製品では8段階の工程を経ることで、プロゲーマーがテストした形状を忠実に再現しつつ、シェル/ボトム共に完全にカーボンファイバーで形成することに成功したという。快適なプレイフィールと高い強度、耐久性を兼ね備えつつ、約47gという超軽量を実現している。
通常のマウスフィートに加え、ガラス製(CORNING GORILLA GLASS)のマウスフィートが付属するのも特徴だ。ガラス製マウスパッドが大柄なことが多い事情に配慮したもので、布製マウスパッドでもガラス製マウスパッド並の滑りの良い操作性を実現できるという。
●多彩な接続方法をサポート
一方、解像度は100〜4200dpiに対応する。ポーリングレートは標準で1000Hz、付属の「ROG POLLING RATE BOOSTER」を利用することで最大8000Hzにアップグレード可能だ。
接続方法は3種類をサポートしている。2.4GHz帯のワイヤレス接続に加えて、Bluetoothにも対応し、最大3台までペアリングが可能になっている。USBケーブルを利用した有線接続でも利用できる。なお、無線接続時のバッテリー駆動時間は最大70時間(公称値/ポーリングレート1000Hz時)、有線接続時には同時に高速充電が行われる。
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