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<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇8日◇東京・代々木第一体育館◇女子ショートプログラム(SP)
昨季の4大陸選手権を制した千葉百音(19=木下アカデミー)が、自己最高の71・69点で2位発進した。
自身にとってGPシリーズ初戦。24年4大陸選手権でマークした71・10点を更新し、上々のスタートを切った。
3回転ルッツ−3回転トーループ、ダブルアクセル、3回転フリップとすべてのジャンプで着氷。演技後は満足そうに大きくうなずき、笑顔を見せた。大会前に「底抜けの明るい笑顔で、ウキウキ感いっぱいの雰囲気を出したい」と誓っていた通りに実践。「ジャンプの前は一瞬『スン』って真顔になってはいるんですけど、それ以外は最大限の笑顔を出せた」と笑った。
今季は筋力をアップさせた。「体幹だとか、お尻とか足とか。自分が弱いと思うところを意識しながら」トレーニングに励んできた。「筋肉に敏感になった。ボディビルの人みたい(笑い)」と笑いつつ、効果も実感。タイミングの取り方に苦戦しつつも、ジャンプの滞空時間を伸ばした。
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自己最高を更新したが「SPの点差をフリーで挽回されちゃうのは本当によくある」と油断はない。昨季は第1戦スケートアメリカで6位。第3戦フランス杯では9位と伸び悩んだ。「去年の悔しさを2度と味わいたくはない。とにかくノーミスで頑張りたいです」と翌日を見据えた。【飯岡大暉】
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