【フィギュア】SP首位発進の坂本花織「自分も頑張らなきゃ」後輩・壷井の会心の演技に刺激

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2024年11月08日 22:34  日刊スポーツ

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女子SP 演技後、得点がアナウンスされ、驚いた表情を見せる坂本(撮影・河田真司)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇8日◇東京・代々木第一体育館◇女子ショートプログラム(SP)



世界選手権3連覇中の坂本がGPシリーズで自己記録の78・93点で首位発進した。全ジャンプで加点を稼ぎ、スピンなどでも最高難度レベル4を並べるミスなしのフィニッシュとなったが、ガッツポーズはなし。「まだ緊張していて」と心境を明かした。


数時間前、宿舎でメイク中、「アイライナーを引く手が震えた」。国内唯一の国際大会のNHK杯は独特の緊張感があるが、この日は極度だった。ただ、テレビ観戦した男子で、所属、練習拠点で後輩の壷井が会心の演技を披露していた。大会前の必死に打ち込む姿を思い返し「成果が出て、映像見て涙が出そうだったんですけど」。メイクが崩れないように真下を見て泣いた。「自分も頑張らなきゃ」。緊張は抜けないが、誓いを立てていた。


演技の仕上がりはまだ途上。「この調子でここまでできた。65点」と冷静に分析し、フリーへ。手は震えても演技は崩さない。【阿部健吾】

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