画像提供:マイナビニュース 2023年9月から2024年8月にかけて放送された特撮テレビドラマ『仮面ライダーガッチャード』をふりかえる展示会「仮面ライダーガッチャード キミと僕の卒アル展」が11月9日より、大阪・hmv museum心斎橋(HMV&BOOKS SHINSAIBASHI/心斎橋オーパ8F)にて開催される。
本イベントは、101体の人工生命体「ケミー」をめぐる壮大な戦いに身を投じた錬金術師ゆかりの品々、そして劇中で使用された登場人物の衣装などが展示されると同時に、出演者によるメッセージ、ライダーたちの戦いをまとめた名場面映像もあり、まさに『仮面ライダーガッチャード』の1年間の記憶をしみじみと思い返すことのできる展示会となっている。大阪会場は11月9日から11月24日まで。11月30日からは場所を東京会場(hmv museum 渋谷6)に移しての開催となる。ここでは大阪会場のレポートをお届けする。
エレベーター出入り口の正面には、仮面ライダーガッチャード、仮面ライダーマジェード、仮面ライダーヴァルバラドの3大仮面ライダーがお出迎え。
会場入り口は、ガッチャードに変身する一ノ瀬宝太郎の自宅で、母・珠美が単身切り盛りする定食屋「キッチンいちのせ」のスタンド看板や暖簾があり、われわれを作品世界にいざなう役割を担っている。ちなみにこちらの看板や暖簾はすべて、撮影で使われた実物である。
仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎(演:本島純政)と仮面ライダーマジェード/九堂りんね(演:松本麗世)を中心に、さまざまなキャラクターが激しい情熱をぶつけあい、深みのあるドラマを生み出した本作。会場では1年間におよんだ『ガッチャード』の世界を「宝太郎&りんね」「蓮華&錆丸」「スパナ&ミナト」「冥黒の三姉妹(アトロポス、クロトー、ラケシス)」「鳳桜・カグヤ・クォーツ」と5つのエリアに分け、それぞれに劇中で使用された小道具の展示や、名場面映像、出演者からのメッセージ(自撮り)動画が置かれている。
宝太郎やりんね、蓮華、錆丸が通う錬金術師の学校「錬金アカデミー」の制服。背景にある「富良洲高校」看板も、もちろん撮影で使われた実物だ。アカデミー制服の隣に展示している、ケミー「ズキュンパイア」の衣装も見逃せない。劇中で使用されたホッパー1、スチームライナー、レスラーG(人形)、スマホーンといったケミーたちの展示も充実している上に、通常の「仮面ライダー」展示会ではあまり見ることができなかった実に貴重な逸品まであるので、ぜひその実態を会場で直接確かめていただきたい。
冥黒の三姉妹エリアでは、アトロポス、クロトー、ラケシスにゆかりの深い展示物が置かれた。豪華な装飾が施された三姉妹の衣装を間近で見られるまたとない機会といえよう。ちなみに、冥黒の三姉妹ばかりフィーチャーしているけれど、グリオン様のアイテム展示はどうなのか? と心配する熱心なグリオンファンの方々に朗報。冥黒の三姉妹エリアにはしっかりとグリオンが手にしていた金色(こんじき)のキューブや、特徴的なモノクルも展示され、存在感を強烈にアピールしている。
会場内は基本的に「撮影禁止」なのだが、撮影OKのフォトスポットも大充実である。仮面ライダーレジェンダリーレジェンドと、仮面ライダープラチナガッチャードの間に入って記念撮影ができる、実にゴージャスなスポットが設けられた。
こちらは、仮面ライダーガッチャードデイブレイクと、仮面ライダーファイヤーガッチャード。荒廃しきった「もう一つの未来世界」を思わせる背景が、いい味わいを出している。
仮面ライダーレインボーガッチャードの雄姿。隣には、実体化(展示)しているものを除くすべてのケミーの図柄が入った「ライドケミーカード」がズラリと並べられた。
「仮面ライダーガッチャード キミと僕の卒アル展」は11月9日より24日まで、大阪・hmv museum心斎橋にて開催。11月30日からは東京・hmv museum渋谷会場で11月30日より12月15日までの開催となる。来場者には先着で「ガッチャンコケミー図鑑カード」(全8種類からランダムで1枚)がプレゼントされる。
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秋田英夫 あきたひでお 主に特撮ヒーロー作品や怪獣映画を扱う雑誌・書籍でインタビュー取材・解説記事などを執筆。これまでの仕事は『宇宙刑事大全』『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』『ゴジラの常識』『仮面ライダー昭和最強伝説』『日本特撮技術大全』『東映スーパー戦隊大全』『上原正三シナリオ選集』『DVDバトルフィーバーJ(解説書)』ほか多数。 この著者の記事一覧はこちら(秋田英夫)