11月5日、BMWモトラッドは中排気量アドベンチャーバイクのコンセプトモデル『Concept F450GS』を11月7〜10日に開催されるEICMA 2024(ミラノショー)で発表した。
『Concept F450GS』は、BMWモトラッドのアドベンチャーバイク“GSシリーズ”でG310GSとF800GSの間に位置するグレードとしてゼロから開発されたコンセプトモデルだ。
新型の450cc直列2気筒エンジンは、マグネシウム合金などを用いることで圧倒的な軽量化とコンパクトなサイズを実現。EUの自動二輪ライセンスのA2クラスを前提に設計されており、最大出力48hpを発揮し、低回転から優れたトルクを発生させる。
シャシーにおいても、エンジンと同様に軽量化が図られ、車両重量は175kgまで抑えられた。加えて、ラリーやエンデューロの技術を反映したフルアジャスタブル仕様の倒立フォークと荷重依存型ショックアブソーバーを備えることで、オンロードとオフロードの高い走行性能の両立を可能にした。
エクステリアは、フェアリングやカラーリングなど全体的にGSシリーズの最上位グレード『R1300GS』にインスパイアされたデザインに仕立てられた。特徴的なXレイアウトを踏襲したヘッドライトは、このコンセプトモデルがR1300GSの兄弟車であることを示している。
そして、BMWモトラッドは『Concept F450GS』をベースとした市販モデルを2025年内に発表する予定だ。