2024年3月8日から「別冊少年マガジン」で連載開始した『RED RULE』が早くも打ち切り決定となった。連載は4月号から12月号までのたった8ヶ月となってしまったが、打ち切り決定のこのタイミングで、コミックス第1巻の売り上げ、マガポケでのPVが伸びていることが、編集部への取材でわかった。
【画像】どんな漫画?打ち切りで注目…『レッドルール』第1話の全ページ 『RED RULE』(作者・貴島淳)は、紀元前387年…古代ギリシアの軍事国家・スパルタが舞台で、奴隷の少年・イアソンは、ある日、支配階級「スパルタ市民」を殺害してしまう。自身に眠る残虐性に気づいたイアソンは、支配階級の頂点「エフォロス」を目指すべく、戦士教育という名の生き地獄に身を投じていく…人類史上“最凶最悪の国家”で繰り広げられる、血で血を洗う下克上ダークヒーローの物語。
残念ながら打ち切りが決定しまったが、ここにきて注目されたのは、作者・貴島氏が11月9日にXにて投稿した悲しい内容がきっかけで、「※打ち切りです」と報告しつつも、雑誌に掲載された巻末コメント画像をアップ。それは、「別冊少年マガジン」12月号(11月8日発売)のコメントで「これを書いてる今は3月です。打ち切られてないといいな〜」という悲しい内容だった。
このポストは投稿後みるみる拡散され、11日17時現在で1093.1万件のインプレッション。これに対して本人は「なんで1話のツリー投稿より伸びてんねん!!世の中無情か」と複雑な心境をポストすると、これも拡散された。
実はこの巻末コメント、作者は毎月考えるのが面倒で1年分の巻末コメントを事前に用意しており、それを担当編集者に共有していた。1年分の巻末コメントを使い切らないまま打ち切りが決まってしまったが、最後に作品が注目された形となった。コミックス最終第2巻は12月9日に発売される。