21年の勝ち馬イクイノックスをはじめ、20年のダノンザキッド、19年のコントレイルなど、後の活躍馬が多数輩出されている2歳戦屈指の出世レース。暮れのホープフルSに向けた前哨戦の一つにも数えられ、21年からGIIに格上げされている。
1.決め手勝負になりやすい
より短い距離に適性がある馬は前週までの京王杯2歳Sやデイリー杯2歳Sに向かうため、中距離タイプが揃うこのレースはスローペースになるのが通例。レースの上がりは速く、末脚のキレが問われるレースになることが多い。
2.距離短縮は苦戦
過去10回で、前走も1800mだった馬は[8-5-6-40]で複勝率32.2%、前走から距離延長となる馬は[2-1-3-17]で複勝率26.1%なのに対し、前走から距離短縮となる馬は[0-4-1-21]で複勝率19.2%。
3.キャリア数に注目
過去10回、キャリア数が1〜2戦の馬は[8-9-8-46]で複勝率35.2%なのに対し、キャリア3戦だった馬は[2-1-1-14]で複勝率22.2%、4戦以上だった馬は[0-0-1-18]で複勝率5.3%。フレッシュな状態で挑める馬に注目したい。
クロワデュノールは前走が東京芝1800mの新馬戦で、2番手から上がり33.8秒の末脚で抜け出し、素質馬アルレッキーノを破って勝利。いかにもこの条件に合っていて、デビュー2連勝の可能性は高そうだ。