『ONE PIECE』ロキ、本当に太陽の神なのか? 「伝説の悪魔の実」をめぐる謎と「神の天敵」になる可能性

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2024年11月12日 08:00  リアルサウンド

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SwitchBoxより(イメージ)

※本稿は『ONE PIECE』最新話までの内容を含みます。ネタバレにご注意ください。


 アーロン一味の幹部だったはっちゃんやドラム王国の元国王・ワポルなど、『ONE PIECE』では懐かしのキャラクターが時間を置いて再登場する展開がよく描かれる。現在『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている「エッグヘッド編」は、まさにそんな展開のオンパレードとなっており、意外な人物たちの動向が話題を呼んでいるようだ。


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  話の流れとしては、天才科学者のDr.ベガパンクが未来島エッグヘッドから全世界に向けて動画を発信し、“世界の真実”を伝えようとしているところ。そこで各地にいる人々がベガパンクの言葉に反応する姿が描かれている。


  シロップ村にいるカヤやピーマンたち、オレンジの町の町長・ブードルと犬のシュシュ、ココヤシ村のノジコ、シモツキ村にいるゾロの師匠・コウシロウなど、「東の海(イーストブルー)編」辺りのキャラクターが総出演している状態だ。


  また意外な人物の再登場も多く、第1115話ではリトルガーデンでルフィたちと戦ったミス・ゴールデンウィークことマリアンヌが登場。顔はハッキリ描かれていないが、その隣には「キロキロの実」の能力者であるミス・バレンタインことミキータと、「モグモグの実」の能力者であるミス・メリークリスマスことドロフィーの姿もあった。


  ちなみにこの3人の動向については扉絵連載「ミスG・Wの作戦名“ミーツバロック”」などで明かされており、現在は海賊稼業から足を洗い、元「バロックワークス」メンバーと共に「NEWスパイダーズカフェ」で働いているという。


  さらに同エピソードでは、「フォクシー海賊団」のメンバーと、“偽ルフィ”としてお馴染みのデマロ・ブラックの現状も。「フォクシー海賊団」は「麦わらの一味」とお互いの船員を奪い合うデービーバックファイトを繰り広げた敵だが、現在は没落しきったようで、海賊旗のないボロ船にフォクシー、ポルチェ、ハンバーグの3人だけが乗っているところが描かれていた。またデマロ・ブラックは監獄に収監されており、ユースタス・キッドに扮して周囲から「キッド船長」と呼ばれている姿が描写されている。


  マニアックなところでいうと、モックタウンの酒場らしき場所で処刑人ロシオが描かれていたことも注目を浴びた。ロシオはベラミーと賭博を行い、イカサマの濡れ衣をかけられて刺されたり撃たれたりした不遇の人物。死亡説もあったものの、無事に生き延びていたようだ。


  また第1116話では、ルルシア王国に住んでいたミルク売りの少女・モーダと海軍G-2支部のコーミル中将が隣り合ったコマに登場。モーダは海賊の桃ひげに襲われたり、ベロ・ベティに救われた後に革命軍に入隊したりと、数奇な運命を送っているキャラクターなのだが、ベガパンクの動画によってルルシア王国滅亡の真実を知り、涙を流していた。


■「クリーク海賊団」や夫婦になった元「バロックワークス」メンバーも


 懐かしキャラの再登場はまだまだ終わらない。第1117話では、「空島編」で活躍した“うそつきノーランド”の子孫、モンブラン・クリケットとその仲間である猿山連合軍のショウジョウとマシラが登場していた。彼らは偉大なる航路(グランドライン)を旅している最中だったが、“世界は一度海に沈んだ”という情報にロマンを感じたようで、ふたたび海に潜ることを話し合っていた。


  別のページでは、海上レストラン・バラティエで戦った「クリーク海賊団」のメンバーのように見える人影も登場。長髪になった首領・クリーク、サングラスをかけたギン、そして昔と変わらないヘンテコな武装を身につけた鉄壁のパールの3人だ。偉大なる航路を目指していた彼らだが、現在はすでに新世界まで到達しており、「海賊島」にいるようだ。


  さらにスモーカーの愛車である水陸両用バイク「ビローアバイク」も久しぶりに登場しており、新世界の海を疾走しているところが描かれていた。


  そして6月24日発売の『週刊少年ジャンプ』30号(集英社)に掲載された最新話、第1118話では、現在のアラバスタの様子が一瞬描かれることに。そこにはビビの幼馴染みで、反乱軍のリーダーでもあったコーザと、その父であるトトの姿があり、ベガパンクの配信に神妙な顔つきで耳を傾けていた。


  またウイスキーピークでゾロと戦ったMr.9とミス・マンデーも再登場しており、ほぼ見切れた状態ではあったものの、「神のご加護目潰し」という技をゾロに使ったことで有名な偽シスター、ミス・キャサリーナも描かれている。


  なおMr.9とミス・マンデーは扉絵連載「世界の甲板から」のVol.17にて、本編登場から2年後の姿が描かれており、賞金稼ぎになって結婚し、子どもをもうけたことが明かされていた。今回の再登場シーンでは、Mr.9が自分たちの子どもを大事そうに抱えている姿が描写されている。


 「エッグヘッド編」でベガパンクが明かす世界の真実は衝撃的だが、懐かしい顔ぶれとの再会もうれしいもの。「あの人はいま……」状態になっていたキャラクターの現状を知りたい人は、本誌で最新話をチェックしてみてほしい。


(文=キットゥン希美)



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