トラック架装でカルテルか=新明和工業など立ち入り―公取委

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2024年11月12日 11:31  時事通信社

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時事通信社

公正取引委員会=東京都千代田区
 トラックの荷台に装備する特殊タンクなどの「架装物」の価格でカルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は12日、独禁法違反(不当な取引制限)容疑で、いずれも東証プライム上場の新明和工業(兵庫県宝塚市)、極東開発工業(大阪市)とそれぞれの子会社を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。

 子会社は東邦車両(横浜市)と日本トレクス(愛知県豊川市)。

 関係者によると、4社は遅くとも2020年9月以降、ダンプカーやごみ収集車など、荷台に特殊な装備を施したトラックの架装物について、話し合いで販売価格の引き上げを決めていた疑いがある。

 原材料となる鉄鋼の価格上昇を受け、架装物の値上げにより利益を安定的に得ようとしたとみられる。架装物の市場規模は1000億円を超えるという。

 新明和工業は「調査に全面的に協力していく」とコメント。極東開発工業も同様の見解を示した。 

このニュースに関するつぶやき

  • 不当な安価にしないためある程度の最低価格を決めるのは悪事ではないと思う。20年くらい前の修学旅行最低価格も同じだ。儲けを確保しないと産業として成り立たなくなる。
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