『監察医 朝顔』、来年新春SPドラマとして帰ってくる! 上野樹里&時任三郎演じる父娘に別れの時が

1

2024年11月12日 11:51  クランクイン!

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

クランクイン!

ドラマ『監察医 朝顔2025新春スペシャル』場面写真 (C)フジテレビ
 上野樹里主演のスペシャルドラマ『監察医 朝顔2025新春スペシャル』(フジテレビ系)が、2025年1月3日21時より放送されることが決定した。

【写真】『監察医 朝顔』がカムバック! 新春SP場面写真

 『監察医 朝顔』は、2019年7月期の月9ドラマとして第1シリーズが放送され人気を博した後、2020年11月より第2シリーズを同枠にて2クール連続で放送。さらに、2021年1月、2022年9月にはそれぞれ一夜限りのスペシャルドラマが放送され、いずれも高視聴率を獲得した。すべてのシリーズで名誉ある賞の受賞歴を持つドラマが新春に帰ってくる。

 『監察医 朝顔 2022スペシャル』(2022年9月放送)以来、約2年ぶりに放送される本作。上野をはじめ、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、斉藤陽一郎、藤原季節、坂ノ上茜、永瀬ゆずな、中村千歳、戸次重幸、平岩紙、石田ひかり、ともさかりえ、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子ら、おなじみの俳優陣が再集結する。

 初回放送から5年半―。東日本大震災で行方不明になった母の“生きた証”を探しながら、笑顔と涙を繰り返し、懸命に生きてきた朝顔(上野)と父・平(時任)に別れの時が訪れる。

 本作は、主人公の興雲(こううん)大学法医学教室の法医学者・万木(桑原)朝顔(上野)が遺体を解剖することでその人の“生きた証”を見つけ出し、残された生きる人々の心まで救っていくさまを胸が締め付けられるほどハートフルに描く物語。朝顔は東日本大震災で被災した母・万木里子(石田)を失った悲しみを抱えながらも、父・万木平(時任)、夫で刑事の桑原真也(風間)、長女の桑原つぐみ(永瀬)、次女の桑原里美(中村)ら家族とともに、少しずつその悲しみを乗り越えていく。

 同名漫画作品を原作とする本作は、2019年7月期に第1シーズン、2020年11月より2クール連続で第2シーズンが“月9枠”で放送。第1シーズン(全11話)の平均世帯視聴率は12.6%。2019年夏クールで全局トップとなり、その圧倒的な人気ぶりを見せてからは、第2シーズン(全19話)では、月9ドラマ史上初の2クール連続放送といった新たな歴史を刻み、名実ともにフジテレビを代表するドラマのひとつとなった。

 トータル3クール以上放送されたフジテレビの長編ドラマシリーズは近年の中では多くはなく、3クールすべて“月9”として放送されたのは本作が唯一となる。直近放送された『監察医 朝顔 2022スペシャル』も、世帯視聴率10.9%、個人視聴率6.3%と高視聴率をマーク。多くの視聴者に支持された。(視聴率はすべてビデオリサーチ社調べ、関東地区)

 受賞歴としては、第1シーズンで放送批評懇談会が優れた番組に贈る「ギャラクシー賞」(2019年度)のテレビ部門で奨励賞を受賞。第2シーズンでは、あらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的なコンクール「国際メディアコンクール<ニューヨーク・フェスティバル>」(2022年)のドラマ部門、演技部門では上野がそれぞれ銅賞を受賞する快挙を成し遂げた。

 さらに、『監察医 朝顔 2022スペシャル』では、国内の優れたドラマ作品を表彰する「東京ドラマアウォード2023」単発ドラマ部門で優秀賞を受賞。放送するたびに、数々のコンクールで名をとどろかせ、上質なクオリティーと揺るぎない人気を誇る。

 そんな人気ドラマが2025年新春、約2年ぶりに帰ってくる。年始放送のスペシャルドラマといえば、近年では『潜水艦カッペリー二号の冒険』、『教場』シリーズなど、豪華キャスト陣を迎え、フジテレビドラマ制作部が総力を挙げて制作する、文字通り年に1度のスペシャルドラマ枠だ。本作は、連ドラやスペシャルドラマ放送終了後も、番組HPやSNSに称賛や続編を期待する声が数多く寄せられており、新作の制作が決定した。

 前作『監察医 朝顔 2022スペシャル』では、2人の育児や認知症が進行する平との生活に悩む朝顔の心の変化が描かれたが、平は望み通り岩手県仙ノ浦の老人ホームに移り、朝顔一家は朝顔、真也、長女・つぐみ、次女・里美の家族4人の暮らしを始めた。成長したつぐみは時に反抗的なことも言い、真也を少し寂しくさせながらも、愛にあふれる幸せな日々が続いていた。

 そんな折、溺死と見られる遺体が発見される。遺書も見つかっており自死と思われたが、解剖を通じて不審な点がいくつか見受けられ、他殺の可能性が浮上する。また、感電死とみられる遺体が続けて見つかり、解剖の結果から2つの事件のつながりが判明する。懸命に捜査にあたる真也は、山倉や森本ら強行犯係のメンバーとともに、その先にある大事件に肉薄していく。同じころ、つぐみは「じいじ(平)を見た気がする」と近くにいるはずのない平について不思議なことを話し始め…。

 本作は、東日本大震災を真っ正面から扱い第1シーズンから岩手県各地で撮影を行ってきた。甚大な津波被害を受けた岩手・陸前高田市を上野が初めて訪れたのは2012年。震災を後生へ伝えるため、津波が到達した場所に桜を植える<桜ライン3.11>の活動に参加し、紅しだれ桜の苗を植えた。その後、同作の撮影が始まり2019年、2020年、2021年、2022年と作品のたびドラマスタッフとともに同地へ訪れ、震災から復興へと向かう現地の様子を目に焼きこんだ。

 また、上野のキャリアにおいてスペシャルドラマ含めこれまでに全33話を放送し1人の役を長い時間をかけて演じた点でも際立つ。同様に長い間同じ役を演じたドラマとしては、大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(NHK総合ほか)があげられる。上野は、主人公・江役で全46話の大作を務めた。同作に時任も浅井長政役で出演しており、江(上野)と長政(時任)は父娘の間柄で、本作と同じ関係にあった。しかし、長政は、江が生まれたころに織田信長との戦に敗れ自害したため、2人の共演シーンはなく、本作が実質2人の初共演作品となっている。時任は、父娘の心の機微まで文字通り全身で演じ、テレビドラマ史に残る最高の父娘を生み出した。そして、今回の放送で2人に別れの時が訪れる。

 夫・桑原役の風間とは、上野は本作シーズン1で初共演。風間は恋人の時も夫になってからも陰になり日向になり、朝顔のことを守り続けた桑原の優しさと温かさを完璧に演じ、「理想の夫婦」と評されるまで絆を深めた。義父であり、かつての上司である平との深い絆もまた、視聴者の胸を打ってきたが、今作ではそんな平から桑原が“あるメッセージ”を託されるという重要な局面を迎えることになる。関係性も初共演同士が集う中で始まった『監察医 朝顔』だが、前述の通り多くのめざましい功績をあげ今に至っている。

 上野は、代表作『のだめカンタービレ』(2023年)で舞台に初挑戦。13年ぶりに主人公・のだめを演じた。また、『隣人X‐疑惑の彼女‐』で7年ぶりの映画主演を果たすなど活躍の場を広げている。風間は2023年に『大奥』(NHK総合ほか)『勝利の法廷式』(読売テレビ)『初恋、ざらり』(テレビ東京系)『たとえあなたを忘れても』(朝日放送)と全クールで連続ドラマに出演するという偉業を達成。まもなく始まる舞台『モンスター』では主演を務め、着実にキャリアを重ねている。そんな2人が夫婦役で帰ってくるが、これまで以上にその圧巻の演技力に目が離せないこと間違いなしだ。

 ドラマ『監察医 朝顔2025新春スペシャル』は、フジテレビ系にて2025年1月3日21時放送。

※上野樹里、風間俊介、プロデュース・金城綾香のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■上野樹里

──約2年ぶりに朝顔を演じられ、現場の雰囲気はいかがでしたか?

 2年ぶりにオリジナルのメンバーが全員集結して会うことができて、朝顔の現場で流れている全体の雰囲気が調和していて、やっぱり合うなと思いました。ちょっと面白いことをやってスベって監督がつっこんだり、緊張している人を解したりとちょっとした調整が入りつつも、基本的にはみんなのリレーションがすごく穏やかで心地が良い現場でした。スペシャルで一度きりの再会ということもあって、撮影が終わった後はみんな名残惜しい感じではありましたが、また解散。でもきっとまた会える気がする。そういった空間で撮影することができて良かったです。今回、万木家の寝室でつぐみと里美が眠るシーンがあったのですが、2人とも撮影で全力を出し切って本当に眠ってしまって、全カット撮り切るまで同じ寝相のままずーっとすやすや寝ててくれました(笑)。

──本作の台本をお読みになったご感想や、見どころについて教えてください。

 子どもたちの成長っぷりとしては、長女であるつぐみは恋をし始めていたり、次女の里美はおしゃべりがたくさんできるようになっていたりと、2人のリアルな成長を見ることができますので楽しみにしていただけたらと思います。また、遠く離れたお父さんと、東日本大震災で亡くした母、里子についてのシーンも出てきますので、ぜひ最後まで見届けていただけたらと思います。

──視聴者の方へメッセージをお願いします。

 視聴者のみなさん、長い間、応援してくださってありがとうございます。2年ぶりに『監察医 朝顔』がお正月スペシャルで帰ってきます。是非楽しみにしていてください!

■風間俊介

──約2年ぶりに真也を演じられ、現場の雰囲気はいかがでしたか?

 万木家も野毛山署も、ずっとそこにあり続けている感覚になりました。実際にキャストやスタッフのみんなの心の中に『監察医 朝顔』はあって、描かれていない時間もしっかり歴史を重ねていると改めて感じました。観てくださる皆さんの重ねた時間と、この物語が重ねた時間が合わさるのが今から楽しみです」

──本作の台本をお読みになったご感想や、見どころについて教えてください。

 特別なパワーアップや、激動の変化は描いていません。ただ静かに2年分の成長と変化が描かれています。しかし、つぐみと里美の成長には驚かされます。変わるもの、変わらぬもの、この2つを丁寧に描いてきた作品なので、子供たちの成長は『監察医 朝顔』を愛して下さっている皆さんに、ぜひ見てもらいたいポイントです。そして、変わらぬ物語の温かさ、命への向き合い方、ここも見て頂きたいです。

──視聴者の方へメッセージをお願いします。

 『監察医 朝顔』は日常の幸せや穏やかな日々だけではなく、変わりたくなくても日々の中で変わっていってしまうものも描いてきました。だからこそ、今を大切にする。年始に久しぶりに会う人、長く会えてないけど連絡してみようかと思っている人と、この物語の話をしてもらえたらうれしいです。

■プロデュース・金城綾香(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

 『監察医 朝顔』が、またまた帰ってきます。上野樹里さんはじめとするすてきなキャストと、またドラマの世界を描くことができました。この素晴らしい機会は、長くこの作品を愛してくださった視聴者の皆様が与えてくださったものです。心より感謝申し上げます。

 2019年7月に放送を開始したのですが、その5年後にまた皆で集まってSPドラマが撮れるとは思ってもみませんでした。

 今回の物語は、全て“家族”につながっています。お正月にぜひぜひ、リアルタイムでご覧ください! まだまだ物語を続けていきたいので、応援のほど宜しくお願い申し上げます!
    ニュース設定