キャサリン皇太子妃、戦没者追悼式典で故エリザベス女王のイヤリングを着用 その理由を専門家が解説

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2024年11月12日 17:01  Techinsight Japan

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「リメンバランス・サンデー」に出席したキャサリン皇太子妃。故エリザベス女王が所有したパールのイヤリングを着けていた(『The Prince and Princess of Wales Instagram「On Remembrance Sunday
キャサリン皇太子妃が、英ロンドンで開催された戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」に出席した。皇太子妃は、黒いミリタリー風のコートドレスに同色のファシネーターを身に着けた。耳には、故エリザベス女王が所有していたダイヤモンドとパールのイヤリングを着けていた。このイヤリングは、生前のダイアナ妃が着用したことでも知られている。専門家は皇太子妃がこのイヤリングを選んだことについて、義理の祖母であるエリザベス女王と、義理の母であるダイアナ妃への敬意を示すためだと述べている。

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英ロンドンのホワイトホール大通りにある戦没者慰霊碑“セノタフ”前で、10日午前(以下、日付はすべて現地時間)に毎年恒例の戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」が執り行われた。

厳かなセレモニーには数万人の退役軍人と民間人が参加。チャールズ国王、ウィリアム皇太子、エディンバラ公エドワード王子、アン王女は慰霊碑に赤いポピーの花輪を捧げた。

カミラ王妃は肺感染症の回復中で欠席したため、王妃の侍従オリー・プランケット少佐が代理で花輪を供えた。

9月にがんの化学療法を終えたことを報告したキャサリン皇太子妃は、9日夜に戦没者追悼記念コンサート「フェスティバル・オブ・リメンバランス」に出席した翌日、「リメンバランス・サンデー」のセレモニーにも出席した。

皇太子妃はエドワード王子の妻ソフィー妃と共に、セノタフの隣にある外務・英連邦・開発省ビル(Foreign and Commonwealth Office)のバルコニーに立ち並び、姿を現した。


皇太子妃は、立て襟にベルベットのリボンが付いた黒いミリタリー風のコートドレスを着用し、左胸には赤いポピーの造花と艦隊航空戦隊(Fleet Air Arm)のブローチを着けていた。

さらに皇太子妃は、黒い造花とネットが付いたファシネーターを身に着け、耳元をダイヤモンドとパールのドロップイヤリングで飾った。

このイヤリングは、生前のエリザベス女王が所有していた「バーレーン・パール・ドロップ・イヤリング」と呼ばれるもので、1947年にバーレーン王国の支配者から、エリザベス女王とエディンバラ公フィリップ王配の結婚祝いとして贈られたパールが使用されている。

このイヤリングをエリザベス女王が初めて身に着けたのは、1952年にドロシー・ワイルディング氏が撮影したポートレートの際だった。

ダイアナ妃は、1982年にハンプトンコート宮殿での晩餐会に出席した際、エリザベス女王から借りたこのイヤリングを着けていた。

キャサリン皇太子妃は、2016年のウェストミンスター寺院での「リメンバランス・デー」礼拝や、2021年のフィリップ王配の葬儀、2022年のセントポール寺院でのエリザベス女王即位70周年「プラチナ・ジュビリー」記念礼拝など、このイヤリングを着けている姿が見られた。

英ノーサンバーランドの宝飾店「Lorel Diamonds」のローラ・テイラー氏は英メディア『Daily Mail Online』に、このイヤリングの推定価値はおよそ3万ポンド(約590万円)だと語った。

さらに同氏は、キャサリン皇太子妃が「リメンバランス・サンデー」でこのイヤリングを選んだ理由について、義理の祖母と母に対して敬意を表していると述べた。

「エリザベス女王は、国家的な弔事や内省的な機会にはパールを頻繁に選び、その控えめな美しさを大切にしていました。」

「キャサリンは、このように意味の深いアイテムを身につけることで、ダイアナ妃と女王との個人的なつながりに敬意を表するだけでなく、イベントの厳粛さを敬意と深い個人的な思いの両方が感じられる形で受け入れているのです。」

そして「パールのシンプルさと優美さは過度な注目を集めることなく、イベントの重要性を認識させ、敬意を払う選択です」と説明した。

画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「On Remembrance Sunday, we come together to honour the courage and sacrifice of those who have served and continue to serve in our Armed Forces.」』『The Royal Family Instagram「We remember them.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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