アメリカのトランプ次期大統領が有罪評決を受けた不倫の口止めをめぐる裁判で、ニューヨーク州の裁判所はトランプ氏の免責を判断する期限を1週間延期すると発表しました。
この裁判は、不倫の口止め料をめぐって業務記録を改ざんした罪に問われていたトランプ次期大統領に対し今年5月、「有罪」の評決が下されたものです。
連邦最高裁が大統領としての「公務」には「免責特権が認められる」との判断を出したことを受け、ニューヨーク州の裁判所は今月12日までに免責の範囲を判断したうえで今月26日に量刑を言い渡すとしていました。
しかし、大統領選の結果、トランプ氏が次期大統領に決まったことを受け、ニューヨーク州の裁判所は12日、免責の範囲を判断する期限を1週間延期し、19日までに判断すると発表しました。
検察官は判事に対し、延期の理由を「トランプ氏の大統領就任がこの裁判に及ぼす影響を検討する」と説明しています。
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