アメリカのトランプ次期大統領は、駐イスラエル大使に、「ハマス」に強硬姿勢をとることを主張する元アーカンソー州知事のハッカビー氏を指名すると発表しました。
トランプ次期大統領は12日、声明で、駐イスラエル大使にマイク・ハッカビー元アーカンソー州知事を指名すると発表しました。
ハッカビー氏は牧師で、イスラエルを強く支持していて、教えに基づいてイスラエルを擁護するキリスト教保守派の「福音派」から支持を得ています。2008年と2016年の大統領選挙では、共和党候補の指名争いに出馬しました。
また、イスラエルによるヨルダン川西岸への入植に賛成しているほか、イスラム組織「ハマス」には強硬姿勢を取っていて、8月にはSNSに「ハマスは根絶やしにされなければならない」と投稿していました。
トランプ氏は選挙戦の中でイスラエルと「ハマス」の戦闘を早期に終結させると主張していて、12日の声明では、ハッカビー氏について「マイクは中東に平和をもたらすためにたゆまぬ努力をするだろう」とつづりました。
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ハッカビー氏の娘のサラ・ハッカビー・サンダース氏も現在、アーカンソー州知事を務めていて、第1次トランプ政権でホワイトハウスの報道官を務めるなど関係が近いことが知られています。
また、トランプ氏は、中国に対して強硬な姿勢をとるマイク・ウォルツ下院議員を国家安全保障担当の大統領補佐官に充てる人事も正式に発表しました。