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《外務大臣の政務官に生稲さんですか、あの方失礼ながら外国語とか出来るのでしょうか。 どこの国が得意なのでしょうか》
ネット上で疑問の声が噴出しているのは、発足した第二次石破内閣の副大臣、政務官人事だ。一部メディアで、政治資金収支報告書に不記載があった、いわゆる“裏金議員”を一切起用しないと報じられていて、衆院選での“非公認”だけでなく、人事でも“罰”を与えるとういわけだ。
この方針に《恣意的なパフォーマンスに過ぎない》という声も少なくないのだが、さらに批判を助長しているのが、外務政務官に生稲晃子参議院議員が充てられたことだ。冒頭のコメント以外にも、
《裏金議員を起用しないのは良いとしても、能力重視でお願いしますよ》
《なり手がこれほどまでに不足しているんでしょうか》
《話題づくりか何かわかりませんが重要なポストに生稲さんの起用は違う気がします》
《よりによって外務政務官に生稲晃子って》
《日本終わってる》
ここまで辛辣な声があがる背景には生稲議員の過去の“ふるまい”にあるのではないか、と政治部記者は振り返る。
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「生稲議員は2022年7月、参院選で初当選を果たしますが、その後、萩生田光一元政調会長に連れられ、公示直前の6月に旧統一教会の関連施設を訪問していたと報じられていました。
安倍晋三元首相の銃撃事件以来、自民党の政治家たちとの蜜月ぶりが続々と明るみに出ていた旧統一教会。生稲議員にも当然、説明責任がありました」
真相を知るべく、本誌も同年8月、自宅から現れたベージュのスーツ姿の生稲議員を直撃。
「旧統一教会の関連施設を訪問していたと報じられた件について、お話をうかがえますか?」
本誌記者が声をかけ続けたものの、生稲氏はなぜかニコニコとほほ笑むだけで言葉を発しようとしない。秘書とともに黒塗りの車に乗り込み、去っていった。
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本誌が直撃した1時間ほど後、生稲氏は自民党本部で「統一教会の関連施設という認識はなかった」と釈明したのだった。
「釈明会見の前日、生稲議員の事務所から“旧統一教会の関連施設を訪れたのはスタッフの判断だった”とのコメントが出ていました。日本中が関心を寄せている出来事ですから、本来なら初めから事務所任せにするのではなく、自分の言葉で話すべきだったと思うのですが……。
それに釈明中も時折笑顔を見せたり、“訪問時は暑かったので顔を直すことに必死で……”などと語ったり、あまり危機感を覚えているようには見えませんでした」(前出・政治部記者)
果たして、“危機感なき”議員に外務政務官は務まる仕事なのだろうか――。
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