ノルウェーサッカー協会(NFF)は12日、今月のUEFAネーションズリーグ(UNL)に臨む同国代表からMFマルティン・ウーデゴーア(アーセナル/イングランド)が離脱することを発表した。
ウーデゴーアは9月に行われたUNLリーグB・グループ3第2節のオーストリア代表戦で左足首を負傷。その後は約2カ月に及ぶ戦線離脱を経て、今月6日のチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節インテル戦で実戦復帰を果たした。直近で行われたプレミアリーグ第11節チェルシー戦ではスタメンに名を連ね、ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリの先制点をアシストするなど存在感を放った。
そんなウーデゴーアだが、スロベニア代表およびカザフスタン代表と対戦する今月のUNLには出場しないことに。NFFの発表によると、ノルウェー代表のメディカルスタッフによる検査の結果、出場した直近2試合で受けた負荷への対処が必要と判断されたとのこと。代表チームには合流せず、ロンドンにあるアーセナルの練習拠点に留まり、コンディション調整に専念するようだ。
ノルウェー代表を率いるストーレ・ソルバッケン監督は、主将の離脱に際して「マルティンの準備が整わないリスクがあることは理解していた。彼は試合への出場に強い意欲を示していたが、健康面を危険に晒すことはできない。選手たちは試合で全力を尽くす準備ができており、彼の不在中に多くの選手がステップアップしてくれることを期待している」とコメント。また、ウーデゴーア本人もNFFを通じて次のように胸の内を明かしている。
「代表チームのメディカルスタッフと協議した結果、残念ながら試合を行うのに十分な状況ではないとの結論に達した。僕は長いリハビリ期間を経てきたが、この9週間はフットボールのトレーニングをできなかったので、まだ100パーセントの状態になっていないことは当然だ。自分の体の声に耳を傾け、このリハビリプロセスを完了し、足をより良い状態に戻す必要がある」
「代表戦に出場することを常に望んでいたし、仮に日曜日のリーグ戦に出場していなかったとしたら、そもそも問題外だっただろう。僕はノルウェーのために、そしてこのチームでプレーするのが大好きだ。でも、僕は選手たちのことを信頼しているし、彼らの幸運を祈っている。グループ優勝のチャンスは十分にあると思うよ」