'24年はメジャーリーグ30球団の頂点に立ったロサンゼルス・ドジャース。日本時間11月2日、優勝パレードが行われ、大谷翔平も参加した。
「大谷選手は真美子さんと愛犬のデコピンと一緒に沿道のファンに笑顔で応えていました。ドジャースは'20年にワールドシリーズを制覇していますが、コロナ禍でパレードは行われなかったため'88年以来、36年ぶり。メジャーリーグの公式サイトによると、現地時間で平日の午前中にもかかわらず、約25万人のファンが集まりました」(スポーツ紙記者)
大谷夫妻の近くにさらなる“仲間”
ロサンゼルス市の中心部を約1.6km、45分かけて進んだパレードを終えると、4万2000人のファンが詰めかけたドジャースタジアムに場所を移して優勝の祝賀会が行われた。そこで大谷は、
「このチームの一員として、ここにいられることを誇りに思う。おめでとう、ロサンゼルス!!」
と流ちょうな英語でスピーチをして、会場を沸かせていた。
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打者のみで出場した今シーズンは史上初の50本塁打&50盗塁の“50―50”を達成。ワールドシリーズで左肩を脱臼したが、来年に大きな支障はないようだ。
「ドジャースは11月5日に大谷選手が左肩の手術を受けたことを発表。右肘の手術をした医師が今回も執刀したようで、来年2月からの春季キャンプにも間に合う見込みです。来年3月、ドジャースは東京ドームで開幕戦を迎えます。そこでの打者としての出場は問題ないようですが、投手としての登板は右肘の状態を見ながら慎重に判断するでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
投打でさらなる活躍が期待される大谷。実は、ある女性が大谷夫妻とよく一緒にいる姿が目撃されているという。
「大谷選手が昨年まで所属していたエンゼルスの球団広報のグレース・マクナミーさんが9月くらいからよくドジャースの試合に来ています。デコピンの初お披露目となった、昨年のMVP発表時にも、グレースさんが大谷選手と一緒にいました。ドジャースに移籍してからも個人的に親交が続いているのでしょう」(在米ジャーナリスト、以下同)
エンゼルスから“移籍”の可能性
では、このグレース・マクナミーさんとは何者なのか。
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「日本人の両親を持ち、ロサンゼルスで生まれ育った日系2世です。'95年から学生インターンとしてドジャースで働きはじめ、同年に入団した野茂英雄さんに関する一連の広報業務を担当。日本からのメディア対応を彼女がしていました。当時は旧姓の“グレース・森野”で、そちらの名前で聞いたことがある人もいるかもしれません。その後、野茂さんが退団した'98年に彼女もドジャースを離れ、別業界へ転職。結婚して、しばらくは野球の現場からは離れていました」
そのグレースさんが'18年からエンゼルスの広報として再び球界で働き始めたが、そのきっかけが大谷だった。
「大谷選手がエンゼルスと契約したことを知り、グレースさんから球団に連絡を取ったようです。二刀流でのメジャー挑戦ということで、多くの日本メディアが取材に来ると考えたエンゼルスは採用を決定。グレースさんも家族の理解を得て再び野球の現場に戻ると、日本のメディアと球団や大谷選手の間に入る調整役を担っていました。記者たちに丁寧に接する一方で、選手に関して余計なことは話さない。かなり有能で、選手からもメディアからも信頼されている人です」
朝早くから夜遅くまで取材の対応をするなど、ハードな仕事をこなしてきたグレースさん。病も克服した。
「'22年に乳がんと診断され、手術や放射線治療などを受けたと本人が告白しています。その後、がんは寛解。メジャーでは『母の日』に乳がんの撲滅と啓発を目的としたキャンペーンを行っており、今年はグレースさんが始球式をしていました」
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'18年から'23年まで共に過ごしてきたグレースさんと大谷。野茂という日本人メジャーリーガーのパイオニアと、二刀流のパイオニア。その両者を知る人が、再び大谷の力になるかもしれないという。
「彼女は球団と1年ごとの契約です。エンゼルスは大谷選手が移籍したため、日本のメディアが来ることもほとんどなくなり、契約を延長するかは不透明。シーズンの終盤から大谷選手と一緒にいる姿をよく見かけるので、もしかしたら来年はドジャースが雇うか、そうでないにしても大谷選手と個人的に契約して、サポートするということも十分に考えられます。
大谷夫妻としても、本来なら元通訳の水原一平氏とその妻に公私の手助けを期待していたかもしれないですが、一連の事件でそれはかなわない状況に。グレースさんなら信用できますし、これ以上ない人物でしょう」
来年は“新生チーム大谷”で2個目のチャンピオンリングを狙う!?