ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12
○ 侍ジャパン 9 − 3 豪州代表 ●
<11月13日 バンテリンドーム>
『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』のグループBのオープニングラウンドが開幕。第2回大会(2019年)に続き連覇を狙う野球日本代表・侍ジャパンは豪州代表に快勝した。
打線は初回、3番・辰己(楽天)の左犠飛で先制。2回は7番・清宮(日本ハム)、9番・坂倉(広島)の安打などで一死満塁とし、2番・小園(広島)の一ゴロの間に2点目を加えた。3回以降も相手のバッテリーミスや適時失策の間に3点を追加。小刻みに得点を重ね4回まで毎回得点を記録した。
2点差に詰め寄られた7回は、6番・牧(DeNA)の中前適時打で6点目。8回は二死一、三塁で森下(阪神)が3安打目となる2点適時二塁打を左中間へ弾き返すと、5番・栗原(ソフトバンク)も左中間への適時二塁打で続きダメ押しの3点を加えた。
初戦先発の大役を託された井上(巨人)は5回まで無失点の快投。5点リードの6回は先頭打者に中越えソロを浴び、次打者に安打を許したところで降板となった。リリーフした横山(ロッテ)が二死二塁で中越え2ランを浴び試合はたちまち2点差。井上の登板結果は6回途中5安打2失点、8奪三振無四球となった。
豪州打線の反撃を受けたものの、7回以降は藤平、鈴木翔(ともに楽天)、清水(中日)が1イニングずつ無失点リレー。井上は代表初白星を手にした。
試合後、井端監督は「国際大会独特の緊張感の中、初回はドキドキしました」と安堵の表情。中盤に豪州打線の反撃を受けたが「追い上げられ中で貴重なタイムリーを打ってくれたので、また日本にいい流れが来た」と牧の適時打を称えた。
このあと台湾へ移動し、15日に韓国、16日は開催国の台湾、17日はキューバ、18日はドミニカ共和国とオープニングラウンドを戦う。東京ドーム開催のスーパーラウンド進出チームは各グループの上位2チームのみ。指揮官は「これから台湾へ行って予選を通過して、また日本に帰ってきたいなと思います」と力を込めた。