限定公開( 29 )
既に気付いている人も多いと思うが、Google カレンダーで11月15日に「七五三」と表示されており、祝日の扱いになっている。「お、2024年から11月15日は七五三の日で祝日になったのか」と思いきや、これは間違い。11月15日は残念ながら祝日ではない。日本の行事が誤って祝日として表示されてしまっているので、勘違いで会社や学校をお休みしないよう注意したい。
なぜこのような誤表示になってしまったのか。Google Cloud広報担当によると、「本件につきまして、米国本社の開発チームに調査・修正を依頼しております」とのこと。原因について明確な回答は得られなかったが、Google カレンダーの不具合だと思われる。
暫定的な方法ではあるが、Google カレンダーから祝日の設定を変更すると、本来の祝日のみを表示できる。PCの場合、Google カレンダーの歯車アイコンから設定メニューを呼び出し、左下に表示される「日本の祝日」を選択。その後、「祝日カレンダーのコンテンツ」から「【地域限定の祝日】で選択」をクリックすると、「日本の祝日」という項目が表示される。その下にある「その他の行事」のチェックを外せば、七五三の表示は消える。ちなみに12月25日も「クリスマス」として祝日表示になっているが、クリスマスも上記の設定で非表示になる。
スマートフォンのアプリから操作する場合、「設定」→「祝日」から「日本」または「地域限定の祝日」を選び、「祝日のみ」を選ぶと、七五三やクリスマスなどの行事が表示されなくなる。
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これで一件落着……と思いきや、じつは別の誤表示も起きている。行事の表示をオフにしても、12月31日が「大晦日」、1月1日〜3日が「銀行休業日」として祝日の表示になっている。これも表示上の不具合で、本来の祝日ではない。12月31日〜1月3日は、多くの人にとって年末年始の休暇なので影響は少なそうだが、祝日が誤表示されたままなのはなんだか落ち着かない。
上記の誤表示も設定でオフにできる。PCの場合、先述した祝日の設定で「日本の祝日」下にある「祝日」右端の∨をタップすると、1月〜12月の祝日が個別に表示され、チェックを外すとGoogle カレンダー上で表示されなくなる。この祝日一覧に(なぜか)銀行休業日と大晦日が含まれているので、これらのチェックを外せばよい。
スマートフォン向けアプリから操作する場合、非表示にしたい祝日をカレンダー上から個別に選択して、サブメニューから「この祝日を非表示」→「非表示」をタップすればよい。PCのように一覧画面からチェックを外す操作はできないので、若干手間が掛かる。
Google カレンダーのアップデートでこれらの不具合は解消されると思われるが、それまでは誤解のないよう、設定からオフにしておくことをおすすめする。
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