米半導体大手のAMDは、従業員の約4%を解雇すると発表した。米CNBCなど複数のメディアが11月13日、同社からの声明文を添えて報じた。
「われわれの最大の成長機会にリソースを集中する一環として、いくつかの的を絞った措置を講じている。残念ながらその結果、全世界の従業員数が約4%削減されることになる」(AMDの声明文)
AMDの言う「最大の成長機会」とは、AIチップ分野での市場拡大を指す。リサ・スーCEOは10月に開催したイベントで「AIの需要は急増し続けており、予想を上回っている」と語り、これはAMDにとって大きな成長機会であると強調した。
AMDは第3四半期の業績発表で、2024年のAIチップの売上高が50億ドルになると予測した。一方、競合する米NVIDIAの第3四半期のデータセンター部門の売上高は279%増の145億1000万ドルだった。
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同社の年次報告書(10-K)(PDF)によると、昨年の時点で同社の従業員数は約2万6000人だったので、4%はおよそ1000人に相当する。
AMDは、どの部門をリストラするかについては公表していないが、第3四半期のゲーム部門の売上高が前年同期比69%減となっている。
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