三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)など大手銀行5グループの2024年9月中間連結決算が14日出そろい、純利益の合計は前年同期比40.1%増の2兆7965億円となった。日銀の利上げに伴う金利上昇で利ざやが改善。資産運用など国内外の手数料収入も堅調で、本業の収益が幅広く拡大した。政策保有株式の売却益も寄与した。
純利益は、5社とも増加し、りそなホールディングスを除く4社が最高益を更新した。MUFGは35.7%増の1兆2581億円。傘下のタイ・アユタヤ銀行の決算期変更による増益効果もあり、中間決算で初めて1兆円を超えた。三井住友フィナンシャルグループは37.7%増の7251億円、みずほフィナンシャルグループは36.1%増の5661億円。