良血馬が大挙出走だ。日曜福島5Rの2歳新馬(芝1800m)は裏開催とは思えないほどの豪華メンバーとなった。
まずはクラシックウイナーの下が2頭エントリーしている。ブレイントゥルー(牡2、美浦・久保田貴士厩舎)は今年のダービー馬のダノンデサイルの弟。父はイスラボニータに替わっている。攻め時計は物足りないが、実戦で血の良さを発揮できるか。もう1頭のレイナサグラーダ(牝2、栗東・小栗実厩舎)は一昨年の菊花賞を制したドゥレッツァの妹。現2歳が2世代目となるレイデオロ産駒の牝馬は苦戦ぎみだが、ここで存在感を示したい。
他にも血統馬が控えている。クラレット(牡2、美浦・古賀慎明厩舎)の母は10年のオークスを制したサンテミリオン。兄姉はJRAで7頭がデビューして、勝ち上がりは1頭のみ。きょうだいでは初の新馬勝ちを目指す。また、コスモマガラニカ(牡2、美浦・加藤士津八厩舎)は今年の弥生賞覇者のコスモキュランダの弟。母は11年に豪G1・コーフィールドCを制している。兄は使いながら力をつけていったが、弟は初戦から能力全開といきたい。
秋の福島でデビューして、後にJRA・GIを制した馬は07年秋にデビューし、09年のフェブラリーSを制したサクセスブロッケンがいる。この新馬戦から後の大物が登場することを期待したい。