美術展で熱心に作品を見ている人がいると思ったら……。その驚きの正体を明かした投稿がX(Twitter)で話題に。この投稿は記事執筆現在までに約770万回表示されています。
話題となっているのは、美術家でライターでもある飯島モトハ(@mochiunagi)さんの投稿です。
●作品を熱心に見ている人の正体
飯島さんは11月17日まで目黒で開催中の「日本国憲法展2024」を訪れた際に、「なんかやたらじっくり作品見てる人がいるなぁ〜」と思ったそうです。
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その人物はカラシ色のブルゾンにデニムのパンツという服装で黒縁眼鏡をかけており、口ヒゲとアゴヒゲが印象的な男性でした。
しかし、よくよく顔を見てみると……男性は「人間そっくりの立体作品」だったそうです。ええええ!
後ろ姿は当然のこと、前から見ても肌の質感や表情などが本物にしか見えません。実はこちら、美術家の加藤立さんが制作したアート作品を「憲法38条」と組み合わせたもの。よく見ると男性の像が手に持つ紙には、「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」と、憲法第38条の条文が書かれています。
飯島さんによると、「この作品、あまりにリアルなため閉廊後にギャラリー内に不審者がいると通報されたりオープン前にもう鑑賞者が入っていると思われて開場待ちの列が出来たりしているらしい」と、そのリアルさ故に、予想外の反応があったようです。
●あまりにリアルな立体作品への反響
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この作品には「すごいなこれ」「拡大しても分からん」「作り物なのか?!」「警備員さんが夜に見てビックリしちゃいそう」と驚く声の他、「メガネのフレームのコーティングが剥がれかかってるのもリアルさに拍車かかってる」とディテールにまでこだわった作りに圧倒される声も寄せられていました。
●作品情報
第38条
加藤 立 (かとう・りゅう)
「Untitled Body (R・K)」
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2022
ミクストメディア
H175 x W53 x D68 cm
画像提供:飯島モトハさん
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