沖縄県の玉城デニー知事は15日の定例会見で、同県国頭村で14日に米軍ヘリが不時着したことについて、「県民に大きな不安を与えるもので極めて遺憾だ」と述べた。米軍に対し再発防止を求める考えを示した。
県内では、米海兵隊機が8月30日に慶良間空港に、9月24日には粟国空港にそれぞれ緊急着陸する事案が相次いでいるといい、玉城知事は「非常に県民に不安と不満が高まっている。強い不信感を抱かざるを得ない」と批判した。
県警などによると、不時着したヘリは、米海兵隊普天間基地所属の「UH1」1機で、14日午後5時ごろ、辺戸岬から南西約1.6キロの国道近くに着陸。15日午後1時、現場から飛び去った。乗員6人にけがはなく、周囲への被害も確認されていないという。