極薄な折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold Special Edition」が登場 日本投入はある?

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2024年11月16日 10:21  ITmedia Mobile

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極薄サイズの「Galaxy Z Fold Special Edition」

 折りたたみスマートフォンのメーカーと言えば、Samsungを思い浮かべる人が大半でしょう。実際に折りたたみスマホ市場をリードしていたのは同社です。ところが今や、本体サイズに関しては中国のメーカーが世界一薄いモデルを出しており、サムスンは先を越されています。そんな状況にピリオドを打とうと、10月に突如発表されたモデルが「Galaxy Z Fold Special Edition」です。


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 Galaxy Z Fold Special Editionの製品発表会は行われず、販売も韓国のみ。ひっそりと発売されましたが、韓国では発売直後に初期の入荷分が完売したほど人気になっているそうです。なお、販売はオンライン予約のみなので、Samsungストアやキャリアの店舗へ行っても在庫はありません。


 Galaxy Z Fold Special Editionの閉じた時の厚さは約10.6mmです。世界一薄いHONOR「Magic V3」の約9.2mmには負けるものの、Galaxy Foldの過去モデルと比べると各段に薄くなっています。本体を閉じた時のディスプレイサイズも6.5型と大型化され、閉じた状態でも使いやすくなっています。


 しかもアウトカメラは2億画素です。一般的な写真撮影を行うには十分すぎる性能です。カメラの出っ張りがありますが、本体全体が薄いので気にする必要はないでしょう。それにしても、こうして側面側から見ると本体の薄さがよく分かります。


 底面側から見ても薄さがよく分かります。USB Type-C端子が本体の幅いっぱいになっています。他社のもっと薄い折りたたみスマホも含め、薄型化はかなり限界まで来ていますね。今後さらに薄いモデルが出てきたら、ワイヤレス充電が標準になっているかもしれません。


 本体を開くと8型の画面となります。従来モデルが7.6型なので大型化していますね。それでいて本体が薄いので、持ちにくいということもありません。重量もGalaxy Z Fold6の約240gより4g軽い、約236gとなりました。


 ところで折りたたみスマホで意外と気になるのが、ディスプレイのヒンジ部分の折り目です。この折り目が気になって折りたたみスマホを敬遠している人もいるでしょう。


 Galaxy Z Fold Special Editionの折り目はほとんど目立たず、画面を点灯するとほぼ見えないと思えるほどのレベルです。ただし、通常モデルで使えるスタイラス「Sペン」には対応していません。


 海外からも「どうやったら買えるのか」といった声がネットやSNSで飛び交っていますが、現時点では韓国以外の国での販売は未定です。中国では高級モデルとして展開している「心系天下」ブランドの「W25」として、この冬に登場予定といわれています。


 おそらくこの2カ国のみ展開の限定モデルということで、Galaxy Z Fold6の姉妹モデル「Fold6 Special Edition」ではなく、数字の無いGalaxy Z Fold Special Editionという名前なのでしょう。とはいえ、実際に触ってみると完成度は高く、日本でもぜひ出してほしいと思うところです。



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