義両親は会うたびに優しくしてくれるし、とてもいい人たちです。だから私も年末年始の都合をつけて、毎年必ず帰省してきました。ただ問題はあの和室。またあそこで寝なきゃいけないのか……。私は想像してブルっと身震いしてしまいました。
年末年始に義実家へ行くと聞いて、ヒカルは大喜び。じいじとばあばに会えるのをとても楽しみにしています。私だって優しい義両親に孫の顔を見せてあげたいです。今さら「実は私、ずっと和室の遺影が怖かった」だなんて言えません。
今年もまた、年末年始にケントの実家へ行く話が出ました。結婚して10年、義実家へ泊まるのはこれで何度目になるでしょう。毎回のように憂鬱な思いをしているうちに、私は「いつまであの気味の悪い部屋に泊まらなきゃいけないの?」という気持ちになってきてしまったのです。
義両親はとても親切な人たちなので、孫に会わせてあげたくて毎回頑張って帰省しているのですが……。私たち家族が寝る和室には遺影がいっぱい。布団に入って横になると嫌でも視界に入ってしまいます。あの不気味な光景を思い出し、私はブルっと震えてしまったのでした。
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原案・編集部 脚本・motte 作画・ももいろななえ 編集・井伊テレ子