■『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』前日計量(17日・ポートメッセナゴヤ第1展示館)
第5試合で柴田“MONKEY”有哉に判定3−0で勝利したヒロヤが、試合後インタビューで「同じ名古屋で1年前に負けた悔しさを晴らせた」と安堵の表情を見せた。
【試合写真たっぷり】柴田“MONKEY”有哉 vs. ヒロヤ 昨年10月の名古屋大会で中村優作に判定1−2で敗れていたヒロヤは「1年前の敗北がずっと心に引っかかっていた。その記憶を振り払うため、この試合に全てを捧げた」と思いを明かす。判定が発表され自身の勝利が決まった瞬間、1年間の努力が報われたという安堵感とともに涙を見せ、「観客が立ち上がり応援してくれたあの光景は、絶対に忘れられない」と語った。
ヒロヤはこの勝利をチーム全体の成果と捉え、「攻め急ぐことなく自分のペースを保つことがテーマで、チームメンバーが組み立ててくれたプランを信じて実行できたことが勝因。信頼関係がなければこの勝利はなかった」と振り返る。一方で、今回の試合が終着点ではなく、「1戦1戦を積み重ねて、最終的にタイトルに手が届くようにしたい」とまだまだ上を見据えている。
RIZINのフライ級には強豪外国人ファイターが次々と参戦している。今大会でも日本人が結果を出せておらず、ヒロヤにも期待がかかるが「勝ち残っていけば自ずと当たる。日本を守るという気持ちは特にないけど、敵が目の前にいれば倒す」と格闘家としてのシンプルな思いで闘い続ける。
来月にUFC初参戦にしてフライ級タイトルマッチに挑む朝倉海とは、試合後にはまだ話せていなかったが「絶対に喜んでますね」と笑顔で語った。