侍ジャパン投手陣がキューバ打線の反撃受ける　横山陸人が連続適時打浴び、先発の早川隆久6回途中4失点

◆二死満塁で3番手・鈴木昭が見事な火消し

　野球日本代表・侍ジャパンの早川隆久投手（楽天＝26）が17日、『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』のオープニングラウンド第4戦・キューバ戦（天母スタジアム）に先発登板。負ければオープニングラウンド敗退となるキューバ打線の反撃を受け、6回途中4安打4失点の登板結果となった。

　2回1安打無失点、5奪三振と好投した10日の強化試合・チェコ戦（バンテリンD）から中6日で先発した左腕。2回は元ソフトバンクの4番・デスパイネを二飛、続く現日本ハムの5番・A.マルティネスはボテボテの投ゴロに仕留めるなど、序盤から安定した内容で2回パーフェクトの好スタートを切った。

　2点リードの4回は先頭で迎えた元ロッテの1番・サントスに右中間突破の三塁打を許すと、続く元日本ハムの2番・ドレイクには左前適時打を浴び失点。1点差に迫られ、なおも一死一、二塁のピンチだったが、A.マルティネス、続く6番・アルエバルエナを連続三振に仕留めリードを保った。

　5回は再び3者凡退に抑えたものの、4点リードの6回は再びドレイクに左越え適時二塁打を浴び2点目を失うと、一死後、デスパイネに四球を与え降板となった。

　一死一、二塁でリリーフした横山（ロッテ）はA.マルティネスを一邪飛に仕留めたものの、二死からアルエバルエナ、代打・モンカダに連続適時打を浴び5−4。試合はたちまち1点差となり、早川の登板結果は6回途中4安打4失点、7奪三振3四球となった。

　横山は二死一、二塁で代打・ムヒカに四球を与え、一死しか奪えず無念の降板。それでもロッテでチームメイトの3番手・鈴木昭が二死満塁で9番・ウォルターズを空振り三振に仕留め、何とか1点リードを死守した。