<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇17日◇広島・ひろしんビッグウェーブ◇女子フリー
昨季の世界ジュニア選手権5位の櫛田育良(いくら、17=木下アカデミー)が、フリー2位の124・98点、合計189・52点で総合3位となった。前回大会の2位に続き、2年連続で表彰台入り。「落ち着いて全部のジャンプを跳べた。表彰台は絶対に乗りたいと思っていたので、それが達成できて良かったです」と笑顔で喜んだ。
「星の王子さま」の赤色のバラに扮(ふん)し、伸びのびとした滑りを披露。冒頭でルッツ−トーループの連続3回転を降りると、その後も大きなミスなくジャンプを着氷させた。
後半では長い手足を生かしてバレリーナのように氷上を舞い、コレオシークエンスでは出来栄え点(GOE)で全体トップの1・50点の加点を獲得。表現面などを示す演技構成点(PCS)でも全体2位の59・81点とした。「後半に入ってから前半とはガラッと変わって『星の王子さまはどこなんだろう?』と自分で探しに行く感じで。最後はやっと巡り会えたという気持ちで演じていました」とストーリー性のある演技を見せた。
優勝はSP首位の島田麻央。合計201・32点で大会史上初の4連覇を達成した。2位には和田薫子が合計190・17点で入った。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。