元保護犬のレントゲン写真で判明 悲惨な過去の痕跡に飼い主が衝撃受ける(米)

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2024年11月18日 18:01  Techinsight Japan

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レントゲン検査で関節炎などの病気が見つかった元保護犬のモモ。しかし、他にも衝撃の事実が明らかになった(『La Stampa 「Un uomo adotta il cane Momo
先月、海外掲示板サイト『Reddit』に犬のレントゲン写真が投稿され、人々を悲しませた。犬は元保護犬で、現在の飼い主に引き取られてから4年が経ったある日、動物病院でレントゲン検査を受けた。その検査の結果、飼い主も知らなかった悲惨な過去の痕跡が確認された。米ニュースメディア『Newsweek』などが報じている。

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米ミズーリ州在住のチャーリーさん(Charlie)は、メスの犬“モモ(Momo)”を飼っている。モモとの出会いは、州外で開催された保護犬の養子縁組イベントで、モモをオンラインで見つけたことだった。モモを見たチャーリーさんは、「自分にはこの犬しかいない」と思い、当時のことを米ニュースメディア『Newsweek』にこう語った。

「養子縁組募集中の犬のリストを見ていたところ、すぐにモモが目に留まりました。疲れ切ったシニア犬は、穏やかで静かで愛情のある家庭を必要としているように見えました。その後、モモに会うため養子縁組イベントに行ったら、すぐに意気投合しました。世話をしていた人は、モモがすぐに私に心を開いたことに驚いたようです。」

チャーリーさんがモモを家族として迎え入れた時、モモは7歳になっていた。チャーリーさんはモモについて、野良犬として保護され、虐待や繁殖用に使われた形跡があると獣医に聞いていたが、最近になってさらに辛い過去があったことを知った。

チャーリーさんのもとで4年ほど穏やかに過ごしていたモモだったが、運動能力に問題が生じたため、チャーリーさんは動物病院に連れて行くことにした。そこでレントゲン検査を受けたところ、モモは関節炎と股関節形成不全を患っていることが分かった。

さらに、他にも衝撃の事実が明らかになった。レントゲン写真には、モモの体内にいくつもの小さな点のようなものが散在しており、モモは保護される前に何者かによってBBガンや散弾銃で何度も撃たれていた可能性を示していた。


白い点の中には少し大きめのものがあり、背骨のすぐ近くにまで達していた。チャーリーさんは「非常にショックでした。少しずれて背骨に当たっていたら、モモは命を落としていたでしょう」と語っており、Redditにモモのレントゲン写真を投稿し、過去に何が起こったのかについて意見を募った。そして寄せられた声をもとに、チャーリーさんはこう結論づけた。

「獣医は何も言っていませんでしたが、投稿のコメントによると、BBガンで何度も撃たれたか、散弾銃を1発受けた可能性があるそうです。モモの背骨の近くにある白い点は、実際には屋外射撃用のエアライフルのペレット弾ではないかと考えています。」

また、寄せられたコメントの中には、「農地に立ち入ってしまったモモを追い払うために撃たれたのではないか」「子供の射撃練習用に使われたのでは?」といった憶測もあった。

チャーリーさんはモモの悲痛な過去を知ったが、「最も大切なのはモモが今、幸せに暮らしていることだ」とし、最後にこのように述べた。

「モモが痛みを感じていないと聞いて、安心しました。それにモモが今、穏やかで素敵な生活を送れていることが本当に嬉しいです。」

画像は『La Stampa 「Un uomo adotta il cane Momo, quattro anni dopo una radiografia rivela qualcosa del suo passato che non conosceva」』『Newsweek 「Man Adopts Dog, Four Years Later X-ray Reveals Disturbing Discovery」(Charlie)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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