マンチェスター・シティがノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとの契約延長に自信をのぞかせているようだ。17日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在24歳のハーランドはモルデやザルツブルク、ドルトムントを経て、2022年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍で加入した。初年度からプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)で得点王に輝き、トレブル(主要タイトル3冠)達成に大きく貢献。2年目以降も“絶対的エース”として得点を量産し、ここまで公式戦通算114試合の出場で105ゴール14アシストをマークしている。
現行契約が2027年6月末までとなっているハーランドだが、マンチェスター・シティは契約期間のさらなる延長に向けて交渉を進めているという。報道によると、クラブ側は待遇面を大幅に改善した上で、同選手と2029年6月末までの新契約を締結したいと考えているとのこと。週給50万ポンド(約9800万円)という条件を提示しており、ハーランドの家族や代理人を務めるラファエラ・ピミエンタ氏は好意的な反応を示しているという。
なお、この条件での契約延長が実現すれば、ハーランドは同僚のベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネの40万ポンド(約7800万円)を上回り、プレミアリーグで最高年俸を受け取る選手になるという。
一方で、解決しなければならない課題としては、契約解除条項が挙げられている。現行契約には推定1億5000万ポンド(約294億円)の契約解除条項が付随しているが、マンチェスター・シティ側は撤廃、ハーランド側は現状維持を望んでいるようだ。解決策としては契約解除条項の存在自体は残したまま、金額を2億ポンド(約392億円)まで引き上げることがあると『ミラー』は指摘している。