■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 オープニングラウンドグループB 日本 11ー3 ドミニカ共和国(18日 台湾・天母スタジアム)
日本がドミニカ共和国を下し、オープニングラウンドを無傷の5連勝、首位通過で終えた。これで侍ジャパンは19年第2回プレミア12のメキシコ戦から国際試合24連勝。次戦は21日(木)に東京ドームでのスーパーラウンド初戦、グループA2位通過・アメリカと対戦する。
試合は初回に押し出し四球で1点を先制するも、戸郷(巨人)が初回、2回と1点ずつ失い逆転を許す。それでも3回に佐藤(ロッテ)の同点打、5回には栗原(ソフトバンク)の2試合連続となる勝ち越し打などで一挙3点、9回にも5点を奪うなど14安打11得点でドミニカ共和国を圧倒した。
前日はキューバとの4時間を超える雨中の激戦を制し、無傷の4連勝でオープニングラウンド1位通過で進出を決めた。この日はスタメンを大幅に変更。
1番セカンド・村林(楽天)、2番ファースト・清宮(日本ハム)、3番レフト・佐野(DeNA)、4番ライト・森下(阪神)、5番サード・栗原(ソフトバンク)、6番キャッチャー・坂倉(広島)、7番ショート・紅林(オリックス)、8番DH・佐藤(ロッテ)、9番センター・五十幡(日本ハム)のオーダーを組んだ。
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相手先発右腕・W.ペラルタに対し、1死から清宮の内野安打、2死となるも森下が右前安打、栗原が四球でつなぎ満塁に。ここで坂倉が9球粘り押し出し四球で先制に成功。
先発投手の戸郷(巨人)は10日のチェコ戦(侍ジャパンシリーズ)以来、中7日でのマウンド。今大会初登板で、侍ジャパン自身初勝利を狙う。1点リードで迎えた立ち上がりは、先頭打者をセカンドへの内野安打で出塁を許すと、プロ入り後レギュラーシーズンで1度もないボーク(静止不十分)を取られ無死二塁。続く元日本ハムの2番・A.ハンソンに右中間への適時二塁打を浴びわずか6球で同点を許す。
さらに2回には先頭打者に左中間への二塁打を浴びると、2死となるも9番・M.デレオンにライト線への適時二塁打を許し1−2と勝ち越しを許す。
打線は3回、2回から2番手で登板の205cmの長身右腕・H.ヘンリに対し、森下のサードへのボテボテの内野安打と2つの四球と2死満塁から、8番・佐藤が左前適時打で三塁走者が生還。しかし一塁走者・紅林が二塁走者・栗原の本塁生還よりも早く三塁でタッチアウトとなる走塁ミスで勝ち越し点は入らず同点止まり。
それでも5回に4番手・H.ペレスに対し、佐野、森下が連続四球で出塁し無死一、二塁から、栗原の中前適時打で勝ち越し。さらに暴投もあり一、三塁から坂倉の中前適時打、紅林の三ゴロ併殺打の間に2点を追加し5−2とリードを広げる。
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戸郷は3回にも先頭打者に二塁打を浴びるも後続を打ち取り、4回はこの試合初めての三者凡退に封じ降板。4回63球5安打無四死球6奪三振2失点だった。
5回からはオーストラリアとの開幕戦で先発し6回途中まで投げた井上(巨人)が中4日で2番手として登板。5回は2つの三振を奪い無失点も、6回に先頭打者に四球を出し、けん制球をファースト・清宮が捕球し損ねるミスもあり三塁に走者を背負うと、自らの暴投で1点を失い5−3と2点差に迫られる。
7回の攻撃は1死から森下が4打席連続出塁、3安打目となる右前安打、2死二塁から途中出場の古賀(西武)が今大会初打席で右前適時打を放ち6−3。
7回からは3番手・隅田(西武)が登板し、2死から清宮の失策で走者を出すも、ハンソンを空振り三振に打ち取る。8回は4番手・横山(ロッテ)が無失点。
9回表は2死満塁から紅林がファウルで粘り9球目を左前に運ぶダメ押しの2点適時打を放ち8−3。さらに佐藤、五十幡にも適時打が生まれ、この回一挙5得点で11−3。その裏は5番手・北山(日本ハム)がリードを守り切った。
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【ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 オープニングラウンド 日本の試合日程(グループB)】
11月13日(水) 日本 9ー3 オーストラリア @バンテリンドーム ナゴヤ
11月15日(金) 日本 6ー3 韓国 @台北ドーム
11月16日(土) 日本 3ー1 台湾 @台北ドーム
11月17日(日) 日本 7ー6 キューバ @天母スタジアム
11月18日(月) 日本 11ー3ドミニカ共和国 @天母スタジアム
【スーパーラウンド決勝、決勝・3位決定戦】
11月21日(木) vsアメリカ(グループA2位) @東京ドーム
11月22日(金) vsベネズエラ(グループA1位) @東京ドーム
11月23日(土) vs台湾(グループB2位) @東京ドーム
11月24日(日) 決勝(スーパーラウンド1位、2位)、3位決定戦(スーパーラウンド3位、4位)@東京ドーム